■海外貴金属市況コメント■
3月5日、週明けNY貴金属市場の金は下落。中国が今年の成長率目標を引き下げたとの報道に加え、今週8日に民間銀行の参加率が判明するギリシャ債務削減を巡って不透明感が強まっていることを背景に、一時は再び1700ドルの節目を割り込む続落となった。ただ、売り一巡後は2月29日の安値1688.40ドルを維持したうえ、外為市場でドルがユーロに対して軟調に推移した事を眺めた買いに支えられ、1700ドルの節目を回復するなど下げ幅を縮小して引けた。銀・プラチナは取引序盤は前週末の売られ過ぎ感からのテクニカル買いに反発となっていたものの、その後は金に連れ安となったことに加え、中国が成長目標を8年ぶりに引き下げたことなどを背景に続落して引けた。






最新の喜平ネックレス/ブレスレット販売相場
金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:安 【海外市況(3月5日)】
金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:上昇 【海外市況(3月2日)】
■海外貴金属市況コメント■
3月2日、週末NY貴金属市場の金は下落。これといった材料がないなか、米国の追加金融緩和期待の後退をきっかけとした軟調地合いが継続した。外為市場でドルが対ユーロで大きく上昇したことや、NY原油先物相場や株式市場の軟調を眺めたファンド筋等が週末を控えたポジション調整の売りに下落して引けた。一方、プラチナや銀は朝方は堅調に推移したが、終盤にかけドル高や原油相場の軟調を眺めた売りに押されマイナスサイドで引けた。
金(ゴールド)価格:上昇、プラチナ価格:上昇 【海外市況(3月1日)】
■海外貴金属市況コメント■
3月1日、NY貴金属市場の金は上昇。前日の米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長の議会証言を受けた、米国の追加金融緩和期待の後退から、電子取引では1トロイオンス=1700ドルを割り込んで推移する場面が見られたものの、急激な下落に対する警戒感や、実需筋の買いに反発し地合いを引き締める展開。通常取引開始後は概ね1720ドル付近での値動きのなか上昇して引けた。銀も反発。前日に急落した反動からファンド筋の買い戻しの動きが先行する展開となった。プラチナも反発。金相場の上昇のほか、原油相場の堅調推移を眺めた買い物が優勢の展開。白金は1700ドル台を回復して引けた。
金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:安 【海外市況(2月29日)】
■海外貴金属市況コメント■
2月29日、NY貴金属市場の金は下落。米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長が、米国の景気先行きについてやや慎重な見方を示しつつも雇用情勢の改善に言及した事で、市場では追加の金融緩和観測が後退し外為市場でドルが対ユーロで上昇した。これを受け金は軟調に推移した。追加金融緩和(QE3)を期待して買い進めていた向きによる手仕舞い売りが膨らんだほか、ストップロスの売り物も巻き込む格好で急落商状となった。なお、取引終了後の電子取引で一段安となり、1700ドルを割り込んだ。一方、プラチナや銀も急落。ユーロ・ドル相場のドル高に加え、金相場の急落を眺めた売り物が膨らみ、下げ幅を拡大した他、原油相場の軟化も嫌気された。
金(ゴールド)価格:上昇、プラチナ価格:上昇 【海外市況(2月28日)】
■海外貴金属市況コメント■
2月28日、NY貴金属市場の金は上昇。朝方発表された1月の米耐久財受注などの経済統計が低調であったため、外為市場でユーロが対ドルで上昇これを受けファンド筋等の買いが先行した。一時、約3ヶ月半ぶりとなる1トロイオンス=1790ドル台まで上昇した。その後、2月の米消費者信頼感指数が良好であった事でドルが反発し金も軟調に推移したが、明日の欧州中央銀行(ECB)による期間3年の資金供給への期待感から再びユーロ高・ドル安に振れたため、金は再び買われ上昇して引けた。一方、プラチナや銀も堅調。ドルの軟調を眺めた買い物が先行する展開。ただ、米国経済の先行き不透明感や原油相場の下落を嫌気し、白金は上げ幅を縮小して引けた。
金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:安 【海外市況(2月27日)】
■海外貴金属市況コメント■
2月27日、週明けNY貴金属市場の金は小幅安。朝方は外為市場でユーロが対ドルで下落したのを受け売りが先行する展開。その後、ドイツ下院がギリシャ救済法案を可決した事でユーロが切り返したため、金は買い戻されプラス圏に浮上した。しかし、格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が欧州安定化基金(EFSF)債の格付け見通しを「ネガティブ」にすると発表したため、再びユーロの上値は押さえられ、金も軟調に推移し小幅下落して引けた。一方プラチナも為替相場に連れて不安定な動きとなるなか、原油相場の下落が圧迫要因となり小動きながら小幅下落して引けた。
金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:安 【海外市況(2月24日)】
■海外貴金属市況コメント■
2月24日、週末NY貴金属市場の金は下落。ギリシャ債務問題に対する楽観論から外為市場でドル安・ユーロ高に振れた事や、原油の急騰や中国の金融緩和への転換および米国の超低金利政策継続によるインフレ観測の高まりなど、金の上昇を支える要因が揃う中、週末を控えた利食い売りに押され下落して引けた。ただ市場では、前述のように傾向としての強材料がある事もあって、本日の下落は一時的であり今後上昇するだろうとの見方が多い。銀・プラチナも下落。こちらもドル安・ユーロ高にも関わらず利食い売りに押され小幅下落して引けた。
金(ゴールド)価格:上昇、プラチナ価格:上昇 【海外市況(2月23日)】
■海外貴金属市況コメント■
2月23日、NY貴金属市場の金は上昇。ドイツIFO景況感指数の内容が良かった事を受けて外為市場でドル安・ユーロ高が進み、これを背景に金は買い進まれる展開となった。ここにきて市場関係者の間ではインフレヘッジとしての金をはやす声も増えており、今後も上昇するだろうと見る向きが多い。プラチナは小幅上昇。やはりドル安・ユーロ高の進行を受けて買いが先行したほか、投機筋の買いが集まって上昇幅を拡大する展開。ただ、買い一巡後は値位置を切り下げ、上昇幅を縮小して引けた。銀も上昇。他の貴金属と同じように、為替動向を眺めて買い優勢の展開となって上昇した。
金(ゴールド)価格:上昇、プラチナ価格:上昇 【海外市況(2月22日)】
■海外貴金属市況コメント■
2月21日、NY貴金属市場の金は上昇。ギリシャ第2次支援合意がなされた事から外為市場でドル安・ユーロ高進行、これらを眺めた投資意欲の上昇を背景に買いが先行し。約2週間振りの高値を付ける事となった。先週末18日に中国が追加金融緩和(預金準備率を0.5%引き下げ)を行い、世界的な金融緩和傾向が意識された。これにより、インフレや投資資金が流入する等との憶測も、金の支援材料になり買いが買いを誘う形で大幅上昇して引けた。銀・プラチナも大幅高。金と同様にギリシャ支援合意を根拠とした投資意欲の回復や為替動向を背景に買い進まれ、取引後半には上昇幅を拡大して引けた。プラチナは9月23日以来となる5ヶ月ぶりの高値を付けた。
金(ゴールド)価格:上昇、プラチナ価格 【海外市況(2月20日)】
■海外貴金属市況コメント■
2月20日、週明けNY市場(貴金属・外為・株式市場等)はプレジデンツデー(ジョージワシントン生誕記念)のため休場でした。週明けロンドン自由金市場の金は、NY市場が休場につき薄商いのなか、前週末比14ドル高の1734.245ドルで引けた。2月21日午前8時30分現在のシドニー市場は、前日比ほぼ変わらずの金1733.50ドル/円79.66円で推移しています。
金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:上昇 【海外市況(2月20日)】
■海外貴金属市況コメント■
2月17日、週末NY貴金属市場の金は小幅安。
金(ゴールド)価格:上昇、プラチナ価格:安 【海外市況(2月16日)】
■海外貴金属市況コメント■
2月16日、NY貴金属市場の金は小幅高。朝方は、引き続きギリシャへの第2次支援を巡る不透明感から外為市場でユーロ安ドル高が進行、これを受け金は軟調に推移した。しかしその後は、20日に開催予定のユーロ圏財務相会合でギリシャ向けの第2次支援が承認される見込みと報じられたことを受け、一転し対ユーロでドル安に振れたことから、投機筋の買い戻しで上昇し小幅高で引けた。一方、銀とプラチナは金同様に序盤、対ユーロでのドル高が嫌気され下落する展開。しかし売り一巡後は、NY株式市場の急伸やユーロ相場が一転ドル安に振れたことで下げ幅を縮小した。プラチナ生産世界第2位のインパラ・プラチナム社が2012年会計年度のプラチナ生産を26.31トンと発表。前年同期の29.61トンから(3.3トン)減少。また、相場見通しもプラチナが1450~1800ドル、パラジウムは600~850ドルとしている。
金(ゴールド)価格:上昇、プラチナ価格 【海外市況(2月15日)】
■海外貴金属市況コメント■
2月15日、NY貴金属市場の金は上昇。イランの核開発が着実に進んでいることで中東地域の地政学的リスクが高まっていることに加え、ギリシャへの第2次支援が同国の総選挙後に先送りされるとの観測が広がり、投機筋からの買い物が先行し、上昇する展開になった。また、中国人民銀行(中央銀行)の周総裁がユーロ圏国債への投資継続方針を示したことで欧州債務問題に対する不安が後退したことも強材料視された。フランス金融大手BNPパリバが2012年の金と銀の価格見通しを発表した。今年の金価格は1850ドルと前回(1775ドル)から上方修正。銀価格も3750セントと前回(3575セント)を上回った。
金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:安 【海外市況(2月14日)】
■海外貴金属市況コメント■
2月14日、NY貴金属市場の金は下落。朝方は米大手格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスが欧州6ヶ国(イタリア・スペイン・ポルトガル・マルタ・スロバキア・スロベニア)の格付けを引き下げたうえ、英国・フランス・オーストリアの格付け見通しを「ネガティブ」にしたと発表。これを受けて、外為市場でドルが対ユーロで上昇、金が売られた。その後は、ドイツの欧州経済センター(ZEW)が発表した2月の景気期待指数が大幅改善となったことから反転する場面が見られたが、15日に開催が予定されていたギリシャの第2次支援を巡るユーロ圏財務相会合が20日に先送りされたことや、欧州委員会がスペインを財政規律違反で制裁を科す可能性が出てきたことでユーロ圏債務危機が再燃し、再び下落して引けた。地合いを崩す展開になった。一方、プラチナはユーロ圏債務危機の再燃から、売り物が優勢となり下落して引けた。
金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格 【海外市況(2月13日)】
■海外貴金属市況コメント■
2月13日、週明けNY貴金属市場の金は小幅安。朝方は欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)によるギリシャへの第2次支援の前提条件である緊縮財政案を同国議会が可決。これを受けて、外為市場でユーロ高・ドル安を受け、堅調に推移する場面があった。しかしその後は、15日に開催されるユーロ圏財務相会合の結果を見極めたいとのムードが広がるなか、テクニカル面からの売りに押された半面、原油や株式市場の上昇などを材料に買いが交錯し、前週末比ほぼ変わらずの小幅安で引けた。
金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:安 【海外市況(2月10日)】
■海外貴金属市況コメント■
2月10日、週末NY貴金属市場の金は下落。ギリシャへの第2次支援を巡って、前日にギリシャ政府と連立与党党首が緊縮財政などの改革案の受け入れで合意したものの、ユーロ圏財務相会合で新たに条件が提示され、同国支援の決定が15日に先送りされた。この決定に対しギリシャ連立与党内で支援条件の不支持表明が出されるなど、不透明感が強まった事から、投資家が再びリスク回避の動きを強める格好となり、外為市場でドルが対ユーロで上昇。これを受け金は売られ、一時1トロイオンス=1700ドルを試す場面が見られた。しかし、低調なミシガン大消費者信頼感指数を手掛かりに、ドルが伸び悩む格好となったため、金は安値からは切り返し下げ幅を縮小して引けた。一方、プラチナや銀も金の下落に連動して下落したが、終盤にかけ買い戻され、小幅安で引けた。
金(ゴールド)価格:上昇、プラチナ価格:安 【海外市況(2月9日)】
■海外貴金属市況コメント■
2月9日、NY貴金属市場の金は上昇。中国の1月の消費者物価指数(CPI)が予想を超える上昇となり、これを支援要因に金は序盤から強含みで推移した。その後、ギリシャのパパデモス首相と連立与党が、欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)による第2次支援の前提条件である追加緊縮策について合意。これを受けて、ギリシャのデフォルト(債務不履行)懸念が後退した。市場に安心感が戻ったことで金にも買いが集まり、一時1トロイオンス=1755ドル50セントまで上昇。しかし、終盤にかけ利益確定売りに上げ幅を縮小して引けた。プラチナは、南アの鉱山ストを背景に買いが続いた。さらに金に連れて浮上したが高値警戒感による売りに押され小幅下落して引けた。
金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:上昇 【海外市況(2月8日)】
■海外貴金属市況コメント■
2月8日、NY貴金属市場の金は下落。ギリシャ支援を巡って金融市場全般に思惑が交錯しているが、決定打が見出せないことから売買を見送る向きが多く、貴金属全般は上下に振れた。朝方の早い時間帯では金は堅調に推移し、プラスサイドに浮上する場面もあった。しかし、買いを積み上げる程の強さがなく上昇力の乏しさに嫌気した投資家の売りに押された。終盤にかけ前日終値付近でもみ合う展開が続いたが外為市場でのドル高ユーロ安を眺めての売りに押され下落して引けた。一方、プラチナは昨日の上昇に対する反動で売られやすかったが、南アの供給不安を材料に買われ上昇して引けた。
金(ゴールド)価格:上昇、プラチナ価格:上昇 【海外市況(2月7日)】
■海外貴金属市況コメント■
2月7日、NY貴金属市場の金は上昇。朝方は昨日の軟調推移の追随売りで続落地合いとなっていた。しかし、午後に入るとギリシャ政府当局者が民間との債務削減交渉の前進を示唆したことから、デフォルト(債務不履行)に対する警戒感が後退。これを受け米株式市場やNY原油先物相場が上昇、これにより外為市場でユーロが対ドルで上昇し、これに連れる形で金は買われ、一時1トロイオンス=1750ドルの節目を付ける恰好となった。他の貴金属も金に連れる恰好で値を伸ばし、堅調推移となった。市場関係者は「本日の貴金属は全般的に堅調推移となったが、ギリシャの状況がはっきりするまでは上下に振れる可能性もある」と指摘している。
金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:安 【海外市況(2月6日)】
■海外貴金属市況コメント■
2月6日、週明けNY貴金属市場の金は下落。朝方はNY原油先物相場の下落を眺めた売りに、手仕舞い売りを急ぐ動きが目立った。しかし、午後にかけ外為市場でユーロが対ドルで上昇したことを受けた買い戻しにより、金は下げ幅を縮小して引けた。ただ、市場関係者の多くはギリシャ第2次支援策協議が難航していることを嫌気する向きも多く様子見気分が強まった。一方、プラチナも金同様に手仕舞い売りが先行したが、終盤にかけ売り買いが交錯するなか、小幅下落して引けた。
金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:上昇 【海外市況(2月3日)】
■海外貴金属市況コメント■
2月3日、週末NY貴金属市場の金は下落。本日は市場の注目を集めていた1月の米雇用統計が発表され、非農業部門就業者数が24万3000人増と市場予想(15万人増)を大幅に上回ったほか、失業率も8.3%と市場予想(8.5%)を下回るなどともに改善を示す内容。加えて、その後発表された1月の米ISM(供給管理協会)非製造業景況指数も良好な数字だったため、安全資産としての魅力が低下して金は売られる格好。また、米経済指標の改善を受けてドルが対ユーロで強含んだことも相場を圧迫した。一方、プラチナは金の大幅安などに圧迫される一方で、米経済指標の改善を受けてNYダウが大幅高となったことに支えられるなど売り買いが交錯するなか小幅上昇して引けた。
金(ゴールド)価格:上昇、プラチナ価格:上昇 【海外市況(2月2日)】
■海外貴金属市況コメント■
2月2日、NY貴金属市場の金は上昇。朝方は、
金(ゴールド)価格:上昇、プラチナ価格:上昇 【海外市況(2月1日)】
■海外貴金属市況コメント■
2月1日、NY貴金属市場の金は上昇。これといった材料がないなか、本日行われたポルトガル国債やドイツ国債の入札が好調だったことで平均利回りが低下。これを受け外為市場でユーロは対ドルで上昇し金も買われた。また、本日発表された米経済指標が総じて低調だったことでリスク回避的に金が買われ、一時は昨年12月8日以来となる1トロイオンス=1750ドルに乗せる場面も見られたが、終盤にかけ利食い売りに押され上げ幅を縮小して引けた。一方、プラチナはNY株式市場の上昇に好感し大幅上昇して引けた。
金(ゴールド)価格:上昇、プラチナ価格:安 【海外市況(1月31日)】
■海外貴金属市況コメント■
1月31日、NY貴金属市場の金は上昇。前日の欧州連合(EU)首脳会議では、ユーロ導入国などに財政赤字の削減を義務付ける「新財政協定」の締結が合意に至ったものの、債務危機解決への具体的な道筋は示されなかったことに加え、本日発表された米経済指標が軒並み弱気な内容となったこともあり、リスク回避姿勢が広がったことから金買いが先行。一時は1トロイオンス=1750ドルを試す水準まで上昇するなど、約1ヶ月半ぶりの高値を付けた。しかしその後は、外為市場でユーロが対ドルで軟化を眺めての売りに上げ幅を縮小して引けた。一方、プラチナはNY株式市場の軟調に売り物が先行し下落して引けた。
金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:安 【海外市況(1月30日)】
■海外貴金属市況コメント■
1月30日、週明けNY貴金属市場の金は小幅安。朝方はギリシャの債務削減交渉が難航しており、これを受けて欧州圏の債務問題に対する懸念が高まったことから外為市場でユーロ安・ドル高が進行。これを受けて金は軟調に推移した他、前週末までの上昇に対する利益確定の売りに押され一時は1トロイオンス=1710ドル台半ばまで水準を切り下げた。しかしその後は、ユーロ安が幾分戻したことで買い戻しが入ったことから下げ幅を縮小し、小幅安に留まった。一方、プラチナも小幅安。金の弱含みを眺めて売りが先行したが、NY株式市場が安値圏から大きく切り返したことで下げ幅を縮小して引けた。
金(ゴールド)価格:上昇、プラチナ価格:上昇 【海外市況(1月27日)】
■海外貴金属市況コメント■
1月27日、週末NY貴金属市場の金は上昇。朝方は昨日に引き続き、米連邦公開市場委員会(FOMC)で示された低金利政策の長期化見通しを囃して投機筋らによる買い注文が先行。また、昨年第4四半期の米実質国内総生産(GDP)の伸び悩みなどを背景に外為市場でユーロが対ドルで上昇、これを受け金に買いが集まった。しかし、終盤にかけポジション調整の売りに上げ幅を縮小し小幅高で引けた。銀とプラチナは金同様に取引序盤、ユーロに対するドル安の進展に支援されて堅調に推移していた。しかしその後は、週末を前にしたポジション調整の売りに値を崩し小幅高で引けた。
金(ゴールド)価格:上昇、プラチナ価格:上昇 【海外市況(1月26日)】
■海外貴金属市況コメント■
1月26日、NY貴金属市場の金は上昇。金は昨日同様、米連邦公開市場委員会(FOMC)で米国の超低金利政策が更に長期化するとの見通しが示されたことを囃してファンド筋らの買いが膨らみ、地合いを引き締める展開。また、追加量的緩和実施への期待感の高まりを背景に外為市場でドルが対ユーロで上昇したことや、原油など国際商品価格の高騰にインフレヘッジとしての金の魅力が高まった。銀とプラチナ系貴金属も、金や原油といった主要商品の上昇に加え、プラチナはアングロ・プラチナムやロンミンによる第4四半期の減産発表を背景にした供給懸念を映し、騰勢を強めた。
金(ゴールド)価格:上昇、プラチナ価格:上昇 【海外市況(1月25日)】
■海外貴金属市況コメント■
1月25日、NY貴金属市場の金は上昇。朝方はNY原油先物相場の下落や、外為市場でのドル高ユーロ安を眺めた売りに押され軟調に推移。中国の旧正月やインドの金塊輸入税の引き上げに伴い実需筋の買いが手控えられたことも弱材料視され、一時は15ドル以上下落した。しかしその後、米連邦公開市場委員会(FOMC)で事実上のゼロ金利を少なくとも2014年まで続けるとの見通しが示されたことを囃して急速に切り返し、プラスサイドへ浮上。また、外為市場でユーロが対ドルで反発したことも金の大幅上昇につながった。約1ヶ月半ぶりに1700ドルの大台を回復して取引を終えた。銀とプラチナ系貴金属は、米国の超低金利政策の継続を受けて投機筋の買いやNY株式市場の上昇を材料に大幅上昇して引けた。
金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:安 【海外市況(1月24日)】
■海外貴金属市況コメント■
1月24日、NY貴金属市場の金は下落。NY原油先物相場の下落や、ギリシャの債務削減を巡る同国政府と民間債権者の交渉が難航する中、欧州の債務危機に対する拡大懸念を背景に金から投資資金を引き上げる動きが広がり、地合いを緩める展開。市場では「米連邦公開市場委員会(FOMC)での金融政策への言及に注目が集まっている」との声が聞かれ、終盤にかけ様子見気分が強まった。一方、プラチナは銀も金の下落に伴い軟調に推移して引けた。
金(ゴールド)価格:上昇、プラチナ価格:上昇 【海外市況(1月23日)】
■海外貴金属市況コメント■
1月23日、週明けNY貴金属市場の金は上昇。外為市場でのユーロ高・ドル安を眺めての買いやNY原油の急伸など国際商品価格の高騰にインフレヘッジとして金の魅力が高まったことも買い材料となった。世界的な産金業界団体であるワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)は23日に報告書を公表し、中央銀行による金購入について「2011年の中銀の買い越し額は過去最高となる見通しで、購入は概ね第3、第4四半期に集中した」との見方を示した。一方、銀やプラチナも上昇。ユーロ圏の信用不安の後退を背景に投資家のリスク許容度が高まった他、NY原油の上昇など貴金属と関連性の高い外部市場の動向も強材料視されて騰勢を強め、それぞれ大きく上昇して引けた。