金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:安 【海外市況(2月10日)】

■海外貴金属市況コメント■
2月10日、週末NY貴金属市場の金は下落。ギリシャへの第2次支援を巡って、前日にギリシャ政府と連立与党党首が緊縮財政などの改革案の受け入れで合意したものの、ユーロ圏財務相会合で新たに条件が提示され、同国支援の決定が15日に先送りされた。この決定に対しギリシャ連立与党内で支援条件の不支持表明が出されるなど、不透明感が強まった事から、投資家が再びリスク回避の動きを強める格好となり、外為市場でドルが対ユーロで上昇。これを受け金は売られ、一時1トロイオンス=1700ドルを試す場面が見られた。しかし、低調なミシガン大消費者信頼感指数を手掛かりに、ドルが伸び悩む格好となったため、金は安値からは切り返し下げ幅を縮小して引けた。一方、プラチナや銀も金の下落に連動して下落したが、終盤にかけ買い戻され、小幅安で引けた。

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