金(ゴールド)価格:上昇、プラチナ価格:安 【海外市況(2月9日)】

■海外貴金属市況コメント■
2月9日、NY貴金属市場の金は上昇。中国の1月の消費者物価指数(CPI)が予想を超える上昇となり、これを支援要因に金は序盤から強含みで推移した。その後、ギリシャのパパデモス首相と連立与党が、欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)による第2次支援の前提条件である追加緊縮策について合意。これを受けて、ギリシャのデフォルト(債務不履行)懸念が後退した。市場に安心感が戻ったことで金にも買いが集まり、一時1トロイオンス=1755ドル50セントまで上昇。しかし、終盤にかけ利益確定売りに上げ幅を縮小して引けた。プラチナは、南アの鉱山ストを背景に買いが続いた。さらに金に連れて浮上したが高値警戒感による売りに押され小幅下落して引けた。

ページトップ