金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:安 【海外市況(2月29日)】

■海外貴金属市況コメント■
2月29日、NY貴金属市場の金は下落。米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長が、米国の景気先行きについてやや慎重な見方を示しつつも雇用情勢の改善に言及した事で、市場では追加の金融緩和観測が後退し外為市場でドルが対ユーロで上昇した。これを受け金は軟調に推移した。追加金融緩和(QE3)を期待して買い進めていた向きによる手仕舞い売りが膨らんだほか、ストップロスの売り物も巻き込む格好で急落商状となった。なお、取引終了後の電子取引で一段安となり、1700ドルを割り込んだ。一方、プラチナや銀も急落。ユーロ・ドル相場のドル高に加え、金相場の急落を眺めた売り物が膨らみ、下げ幅を拡大した他、原油相場の軟化も嫌気された。

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