■海外貴金属市況コメント■
1月20日、週末NY貴金属市場の金は上昇。朝の早い段階では外為市場でドルが対ユーロで上昇した事を眺め金に売り膨らみ続落となっていたものの、その後はギリシャ政府と民間債権者による債務減免交渉が近く暫定合意に達する可能性があるとの見方が強まり、市場参加者のリスク投資意欲が高まったことで、一転して金が買われ終盤にかけ上昇して引けた。銀・プラチナは金の上昇に連れる格好で反発。銀は昨年12月12日以来の高値を付けた。






最新の喜平ネックレス/ブレスレット販売相場
金(ゴールド)価格:上昇、プラチナ価格:上昇 【海外市況(1月20日)】
金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:安 【海外市況(1月19日)】
■海外貴金属市況コメント■
1月19日、NY貴金属市場の金は小幅安。朝方はこの日行われたフランスとスペインの国債入札が好調な内容となったことに加え、国債通貨基金(IMF)が前日の非公式会合で、ギリシャ向け追加支援に関する協議開始に動意したことが伝わったことから、外為市場でユーロが対ドルで上昇。これを受け金は買われ昨年12月3日以来の高値を付けた。ただ、その後は最近の上昇に対するテクニカル売りや、本日発表された米消費者物価指数が事前予想を下回り、インフレ懸念が後退したことで、インフレヘッジとしての魅力が薄れ小幅下落して引けた。一方、プラチナや銀は小幅安。金の軟調に連れ安となった。
金(ゴールド)価格:上昇、プラチナ価格:安 【海外市況(1月18日)】
■海外貴金属市況コメント■
1月18日、NY貴金属市場の金は上昇。朝方は前日の買われ過ぎによるポジション調整による売りや、欧州債務問題の先行き不透明感が根強いことを受けた投資家の売りに押され、軟調に推移した。しかし、その後は欧州債務問題の対応策として国際通貨基金(IMF)が資金増強を目指す方針を示したことを背景に、外為市場でユーロがドルに対して上昇、これを受けて金は買われた。また、欧米の株価の上昇も金が買われる支援材料となった。銀は金の上昇に連れる格好で続伸。しかし、プラチナは最近の上昇に対する利食い売りに押され小幅下落して引けた。
金(ゴールド)価格:上昇、プラチナ価格:上昇 【海外市況(1月17日)】
■海外貴金属市況コメント■
1月17日、NY貴金属市場の金は上昇。金は本日発表された中国の国内総生産(GDP)が市場予想を上回ったことに加え、ドイツの欧州経済調査研究所(ZEW)がまとめた1月の景気期待指数はマイナス圏ながら2ヶ月連続で上昇したことで、リスク選好志向が高まり、昨年12月13日以来の高値を付けた。しかし、欧州債務問題の先行き不透明感を背景にユーロの上値が限定的になったことで、取引終盤は金も上値重い展開となった。銀・プラチナも金や欧米株価の上昇に連れる格好で反発となり、プラチナは昨年12月7日以来の高値を付けた。
金(ゴールド)価格、プラチナ価格 【海外市況(1月16日)】
■海外貴金属市況コメント■
1月16日、週明けNY市場(貴金属・為替・株式市場)はキング牧師誕生日につき休場でした。16日ロンドン市場の金は、NY市場が休場につき薄商いのなか、午後の値決めは前週末比5.5ドル高の1641.00ドル。1月17日、午前8時30分現在のシドニー市場は金1643.50ドル、為替76.83円で推移してます。
金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:安 【海外市況(1月13日)】
■海外貴金属市況コメント■
1月13日、週末NY貴金属市場の金は下落。格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)がフランスを含むユーロ圏の複数の国の格付けを引き下げると報じられた事で、外為市場でドルが対ユーロで上昇したことを受けファンド筋の売り物が優勢となり、一時1トロイオンス=1620ドル台まで値を崩した。ユーロ圏債務懸念の再燃により投資家がリスク回避姿勢を取ったため「換金売り」が膨らみ終盤にかけ下落して引けた。銀は大幅下落。金相場の下落やドル高に加え、テクニカル要因からの売り物も優勢となり下げ幅を拡大した。一方、プラチナ族メタルも軟調。ユーロ圏諸国の格下げを巡る警戒感から欧米の株式市場が下落したため、工業用需要の減退観測が台頭する格好となりプラチナ・パラジウムとも売り物が先行した。
金(ゴールド)価格:上昇、プラチナ価格:上昇 【海外市況(1月12日)】
■海外貴金属市況コメント■
1月12日、NY貴金属市場の金は上昇。外為市場でドル高・ユーロ安が一服したことや、注目されていたスペイン国債やイタリア国債の入札が順調に終了した事で投資家心理が改善。ファンド筋の買い物が先行する展開となり、一時1トロイオンス=1660ドル台まで浮上。約1ヶ月ぶりの高値圏に浮上した。インドや中国の実需の伸びを期待する向きに支援された。銀は続伸。金に連れて買いが先行する展開。終値ベースでは約1ヶ月ぶりの30ドル台回復となった。一方、プラチナは金や他の貴金属の上昇に連れて堅調に推移。しかし、低調な経済統計を受けて欧米の株式市場が伸び悩みとなったため、工業用需要の回復が遅れるとの見方が広がり、次第に上げ幅を削り小幅高で引けた。
金(ゴールド)価格:上昇、プラチナ価格:上昇 【海外市況(1月10日)】
■海外貴金属市況コメント■
1月10日、NY貴金属市場の金は上昇。外為市場でのドル高・ユーロ安を眺めての買いや、イランと西側諸国の対立が続き、中東地域の地政学的リスクが高まっている事を背景に原油先物相場の上昇を受けた買いに大幅上昇。一時1トロイオンス=1640ドル台まで買われた。テクニカル面からの買い物も相場の押し上げ要因となった。ただ、終盤にかけ急激な上昇に対する警戒感から利益確定に動く向きがみられ、上げ幅を削る展開となった。一方、プラチナや銀も急伸。金に連れる格好で買いが先行する展開。中国の経済統計が良好であった事やNY株式市場の堅調推移も好感された。
金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:上昇 【海外市況(1月9日)】
■海外貴金属市況コメント■
1月9日、週明けNY貴金属市場の金は下落。朝方は外為市場で前週までのドル高・ユーロ安が一服した事で、買い戻しが先行する展開。一時1トロイオンス=1620ドル台まで値位置を切り上げた。しかし、9日に行われたドイツのメルケル首相とフランスのサルコジ大統領の首脳会談で、ユーロ危機の解決に向けた新たな具体策が打ち出されなかった為、投資マインドが再び冷え込む格好となり、中盤以降はマイナスサイドに転じ小幅下落して引けた。一方、プラチナ・銀は堅調。為替相場でのドル高一服を背景とした買いやテクニカル買いに支援され、上昇して引けた。
金(ゴールド)価格:上昇、プラチナ価格 【海外市況(1月5日)】
■海外貴金属市況コメント■
1月5日、NY貴金属市場の金は上昇。朝方はイタリア金融大手の資本増強が難航すると伝えられた事から欧州債務問題に対する懸念が強まり、これを背景としたドル高・ユーロ安の進展を眺めての売りや投資意欲の後退などを受けて軟調に推移。一時は1600ドルを割り込む形となった。しかし、終盤にかけ値頃感による買いで小幅上昇して引けた。
金(ゴールド)価格:上昇、プラチナ価格 【海外市況(1月4日)】
■海外貴金属市況コメント■
1月4日、NY貴金属市場の金は上昇。外為市場でドル高・ユーロ安に振れた事による売りや、欧州債務危機に対する懸念から来る投資意欲の後退を受けて売りが先行する展開となった。しかしその後、終盤にかけEUがイラン産原油の禁輸で基本合意したと報じられた事で、イランと西側諸国の緊張感が高まるとの見方が強まった。これが強材料になるとして、金が買われプラスサイドに転じ上昇して引けた。
金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:上昇 【海外市況(12月23日)】
■海外貴金属市況コメント■
12月23日、週末NY貴金属市場の金は、小幅安。これといった材料もない中で、比較的好調な米経済統計が続いていることで米国の雇用情勢に楽観的な見方が広がり、リスク回避姿勢が後退した為、金は底堅い値動きが続いた。しかし、終盤にかけユーロ圏の債務問題を引き続き危ぶむ見方が広がり、これを嫌気した売りに押さえられた。クリスマス休暇や年末を控え多くのディーラーが長期休暇に入っているため市場参加者も少なく、商いは薄く低調。一方、銀・プラチナは反発となった。NY株式市場の上昇を受け工業用需要回復期待感で買われ小幅上昇した。パラジウムは強気のテクニカル要因で買いが続き、大幅続伸となった。シリアで自爆テロ発生の報があり、中東地域での地政学的リスクが浮上しているものの、貴金属相場への影響は与えなかった。
金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:安 【海外市況(12月21日)】
■海外貴金属市況コメント■
12月21日、NY貴金属市場の金は小幅安。これといった材料のないなか、外為市場でのユーロなどの通貨動向や原油相場を睨みながらの取引が継続した。朝方は実需筋の散発的な買いで堅調に推移した。しかし、中盤に至ると外為市場でドルが対ユーロで上昇。この流れを受け金が売られ小幅下落して引けた。一方、プラチナや銀も方向感に乏しく、金に連れた値動きとなり、小幅安で引けた。
金(ゴールド)価格:上昇、プラチナ価格:上昇 【海外市況(12月20日)】
■海外貴金属市況コメント■
12月20日、NY貴金属市場の金は上昇。本日発表された12月のドイツIFO景況感指数や11月の米住宅着工件数が良好だったこと、さらにスペインの国債入札結果が良好だったことなどで欧州債務危機懸念が若干後退した。外為市場でユーロが対ドルで上昇しこの流れを受けリスク投資意欲が高まり金は買われ1600ドル台を回復して引けた。一方、銀やプラチナもNY株式市場の大幅上昇に好感したことや、金に連れて急反発して引けた。
金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:安 【海外市況(12月19日)】
■海外貴金属市況コメント■
12月19日、週明けNY貴金属市場の金は小幅安。朝方は北朝鮮の金正日総書記の死去報道を受け、地域情勢の不安定化をめぐる懸念から、金に買いが集まり上昇した。しかしその後、フィッチ・レーティングスがフランスの格下げを警告したことで、外為市場でドル高ユーロ安が進みこの流れを受け金が売られた。終盤にかけ1600ドル台の節目で売り買いが交錯するなか大きな手掛かりもなく小幅下落して引けた。銀は反落。プラチナは金に連れて一時プラスサイドとなっていたものの、金の下落に伴い小幅下落して引けた。
金(ゴールド)価格:上昇、プラチナ価格:上昇 【海外市況(12月16日)】
■海外貴金属市況コメント■
12月16日、週末NY貴金属市場の金は上昇。これといった材料はなく、本日発表された米経済指標は強弱まちまちとなったため、さほど材料視されず積極的な商いが控えられる中、最近の下落傾向に対する反動から押し目買いの動きが広がる格好となり、一時は1トロイオンス=1600ドルを回復する場面も見られた。ただ、市場関係者の間では「株価の下落や他の金融資産の損失補てんのための換金売りが出やすい地合いは続いており、上値の重さも窺える」との声も聞かれた。一方、銀やプラチナ系貴金属は堅調。金の堅調推移に支えられたほか、売られ過ぎとの見方が広がったことで買い戻す動きが見受けられ、上昇して引けた。
金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:安 【海外市況(12月15日)】
■海外貴金属市況コメント■
12月15日、NY貴金属市場の金は下落。朝方は、前日の大幅下落に対する反動から押し目買いで堅調に推移した。しかし、買い一巡後は本日発表された米経済指標が総じて良好なものとなり、外為市場でドルが対ユーロ上昇した流れを受けた売りやテクニカル的な売りに押され下落して引けた。市場関係者の間では「欧州債務問題が本格的にユーロに悪影響を与えており、手仕舞いの換金売りが出やすくなる」との声が聞かれた。銀は前日の急落に対する反動から買い戻され小幅上昇。一方、。プラチナは続落。前日の急落局面に対する反動から買い戻しが先行する場面もあったが、その後は金の軟調推移に連れ安となり、一時は2009年12月24日以来、およそ2年ぶりとなる1400ドルをつける場面も見られた。
金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:安 【海外市況(12月14日)】
■海外貴金属市況コメント■
12月14日、NY貴金属市場の金は下落。イタリア5年債入札の結果が低調となったことから投資家のリスク回避姿勢が強まり、外為市場でユーロが対ドルで下落、これを受け金に売りが膨らんだ。NY原油が大幅下落したことも圧迫要因となり、10月5日以来およそ2ヶ月半ぶりに1トロイオンス=1600ドルを割り込むなど売りが殺到する展開となった。市場関係者は「現在は金に対し安全資産としての需要よりも換金需要が勝っているようだ」と指摘している。プラチナ系や銀も下落。金の急落に追随したことや、米株式市場の急落にも圧迫される格好。プラチナは一時1400ドルの節目割れを試す水準となった。
金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:上昇 【海外市況(12月13日)】
■海外貴金属市況コメント■
12月13日、NY貴金属市場の金は小幅安。朝方は前日の大幅下落に対する反動から押し目を買う動きが見受けられたほか、NY原油の大幅高などにも支えられて堅調に推移していた。しかし買いが一巡すると、ユーロ圏諸国の格下げ懸念などを背景に外為市場でユーロが対ドルで下落を受け売られた。ユーロは約11ヶ月ぶりの安値を付けた。その他の貴金属は、金の軟調推移に頭抑えられながらも、原油の大幅高などに支えられ小幅高で引けた。
金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:安 【海外市況(12月12日)】
■海外貴金属市況コメント■
12月12日、週明けNY貴金属市場の金は下落。前週末の欧州連合(EU)首脳会議で財政規律強化の合意がなされたものの、即効性のある危機対策で市場が期待するほどの進展がみられないとの見方が広がったほか、欧州諸国の国債格下げ見通しもリスク回避の流れを強めたため、外為市場でドル高ユーロ安が継続。これを受け金は売られた。NY原油の下落も圧迫要因となった上に、米株式市場の急落を受けて損失を補うための換金売りの流れが強まったことから、1トロイオンス=1700ドルの節目を大きく割り込むなど、およそ二週間ぶりの安値を付けた。一方、その他の貴金属も大幅下落。金の大幅安に追随する格好となった。
金(ゴールド)価格:上昇、プラチナ価格:上昇 【海外市況(12月9日)】
■海外貴金属市況コメント■
12月9日、週末NY貴金属市場の金は上昇。朝方は欧州連合(EU)首脳会議で打ち出されたユーロ圏債務危機対策への失望感から市場センチメントが悪化したため投機筋らによる利益確定の売りが先行、軟調に推移した。しかしその後は、ミシガン大学消費者信頼感指数など相次ぐ経済指標の好調に加え、外為市場でユーロが対ドルでの上昇を受けての買いや、NY原油の上昇といった貴金属と関連性の高い外部市場に支援されたことで反転し小幅上昇して引けた。銀やプラチナ系貴金属は、週末を控えて積極的な商いの見送られる中、軟調に推移したが、その後、NY株式市場の急伸を眺めた買いに上昇して引けた。
金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:安 【海外市況(12月8日)】
■海外貴金属市況コメント■
12月8日、NY貴金属市場の金は下落。朝方は取引序盤、欧州中央銀行(ECB)の利下げを受けてユーロ圏の景気回復期待感が高まり、市場センチメントの改善に投機筋らの買い注文が先行して堅調に推移した。しかしその後は、ECB定例理事会後の記者会見でドラギ総裁が「景気見通しに大幅な下方リスクがある」との認識を示唆。ECBによるユーロ圏諸国への国債購入拡大について慎重な姿勢を強調するなどユーロ圏の信用不安が再燃したことから売りに押され下落して引けた。銀やプラチナ系貴金属も下落。金相場の急伸などを好感して堅調に推移していたが、買いが一巡すると、ユーロ圏の債務問題の先行きに悲観的な見方が広がったことや、主要商品安の流れにも圧迫された。
金(ゴールド)価格:上昇、プラチナ価格:安 【海外市況(12月7日)】
■海外貴金属市況コメント■
12月7日、NY貴金属市場の金は上昇。これといった材料のないなか、NY原油先物相場の軟調を眺めた売りに下落する場面も見られたが、8日からの欧州連合(EU)首脳会議を控えて市場に模様眺めムードの広がる中、ポジション調整の買い戻しが先行した。その一方で1700ドル台前半での下値の堅さを好感した向きによる安値拾いの買いも加わり終盤にかけ上昇して引けた。銀やプラチナは、世界的な景気先行き不安を背景にした投資家のリスク回避姿勢の強まりに小幅下落して引けた。
金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:安 【海外市況(12月6日)】
■海外貴金属市況コメント■
12月6日、NY貴金属市場の金は小幅安。金は取引序盤、米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズのユーロ圏諸国と欧州金融安定化基金(EFSF)格付けを引き下げ方向で見直すとの発表を受けて市場のセンチメントが悪化したため手仕舞いの換金売りが先行。また、テクニカルの売りも重なって大きく値位置を切り下げ、一時は20ドル以上下落した。ただその後は8日からの欧州連合(EU)首脳会議でユーロ圏債務危機への対策が打ち出されるとの期待が高まったことから急速に切り返し、下げ幅を縮小して引けた。銀やプラチナ系貴金属は、ユーロ圏の信用不安の再燃に加え、これに伴う主要商品安の流れに圧迫されて軟調に推移していたが、売りが一巡すると、下げ渋った金相場やEU首脳会議への期待などを囃して値を戻し、銀とパラジウムはプラスサイドに回復して取引を終えた。
金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:安 【海外市況(12月5日)】
■海外貴金属市況コメント■
12月5日、週明けNY貴金属市場の金は下落。外為市場でのドル高ユーロ安を眺めた売りや、8日の欧州中央銀行(ECB)定例理事会を控えて積極的な商いの見送られる中、買い方によるポジション調整の手仕舞い売りに下押された。格付け会社スタンダード・アンド・プアーズが欧州6ヶ国の格下げもありうるとの英紙の報道にユーロ圏の信用不安が再燃したために売り進まれた。銀やプラチナも、金相場の下落に加え、世界的な景気先行き不安を映した投資家のリスク回避姿勢の強まりから買い方による利益確定の売りに下落して引けた。
金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格 【海外市況(12月2日)】
■海外貴金属市況コメント■
12月2日、週末NY貴金属市場の金は下落。本日発表された米雇用統計で失業率が低下し、雇用情勢の改善を示す内容となったことを受け、投資家のリスク選好意欲が強まり、金は11月17日以来の高値を付けた。また、フランスとドイツが欧州の債務危機克服に向け、5日に新提案を行うと表明したことも支援材料となった。ただ、景気動向を敏感に反映する非農業部門就業者数が期待されたほど伸びなかったため上値は限定的となった。市場関係者の間では、来週は週末に欧州中央銀行(ECB)理事会と欧州連合(EU)の首脳会議が予定されているため、模様眺めムードが強まっている。
金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格 【海外市況(12月1日)】
■海外貴金属市況コメント■
12月1日、NY貴金属市場の金は下落。朝方は注目されていたスペインとフランスの国債入札が堅調な需要を示した格好となり、欧州債務危機をめぐる投資家の警戒感が後退したことを背景に、外為市場でユーロが対ドルで上昇しこれを受けて堅調に推移した。しかしその後はドルが対ユーロで切り返したうえ、最近の上伸に対するテクニカル売りなどに押され反落、4営業日ぶりに下落して引けた。市場では、金は狭いレンジながら不安定な値動きとなっているが、明日の米雇用統計を注視する動きが強まっている。
金(ゴールド)価格:上昇、プラチナ価格:上昇 【海外市況(11月30日)】
■海外貴金属市況コメント■
11月30日、NY貴金属市場の金は上昇。欧州財政危機の拡大を阻止するため、日米欧など主要6中央銀行がドル資金の供給を拡大する協調行動をとると発表したことを背景に、外為市場でユーロがドルに対して急上昇。これを受け金に買いが集まった。またドル資金の供給拡大でインフレ懸念の高まりからインフレヘッジとして金を買う動きも見られた。一方、プラチナは一時は10月24日以来の安値を付ける場面も見られたが、その後は中国の預金準備率引き下げや、主要6中央銀行による危機対策などを好感した欧米株価の急伸などを背景に大幅続伸して引けた。
金(ゴールド)価格:上昇、プラチナ価格:上昇 【海外市況(11月29日)】
■海外貴金属市況コメント■
11月29日、NY貴金属市場の金は小幅高。欧州の財務相会合を控え様子見ムードが漂うなか、本日行われたイタリア国債の入札結果が予想されたほど悪くなかったことから、欧州債務問題に対する懸念が後退したことを背景に、欧米の株価が堅調に推移したことから前日に続き投資家心理が改善し金は続伸となった。ただ、イタリア国債の利回りは上昇を続けていることに加え、外為市場でドルが対ユーロで上昇をしていることを受け、終盤にかけ上げ幅を縮小し小幅高で引けた。一方、プラチナは金や原油などの上昇に連れ高となった。
金(ゴールド)価格:上昇、プラチナ価格:上昇 【海外市況(11月28日)】
■海外貴金属市況コメント■
11月28日、週明けNY貴金属市場の金は上昇。国際通貨基金(IMF)がイタリアに対する金融支援に乗り出すとの観測や、欧州債務問題をめぐり、独仏両政府がユーロ圏の財政規律強化策を計画していると報じられたことから、債務危機の克服に向けて欧州が一段と強力な対策を打ち出すとの期待感が台頭し、欧米の株価が上昇したことで投資家心理が改善したことで、金は買われ1700ドル台を回復して引けた。一方、プラチナも株高や原油高に加え、10月の日本の自動車生産が2ヶ月ぶりに前年実績を上回ったことなどを背景買われ小幅上昇して引けた。