最新の喜平ネックレス/ブレスレット販売相場
■海外貴金属市況コメント■
10月15日、週明けNY貴金属市場の金は下落。米商務省が発表した米小売売上高は市場予想を上回る前月比1.1増となり、これを受けて米国が量的緩和の期間を短縮するのではないかとの思惑に、インフレヘッジとしての金の魅力が後退し金は売られた。外為市場でのドル高ユーロ安やテクニカルな売りも下げ要因につながった。一方、銀やプラチナも金の軟調推移に連動する形で売られ下落して引けた。
■海外貴金属市況コメント■
10月12日、週末NY貴金属市場の金は下落。これといった特段の材料のないなか、朝方は堅調に推移した。しかし、終盤にかけ利益確定の売りに押され、下落して引けたスペインの欧州連合(EU)への支援要請をめぐる新案が出ない中、外為市場でのドル高ユーロ安を眺めた売りや、世界的な景気の先行き不安からの売りが膨らんだ。銀も金の下落に連動する形で下落。一方、プラチナは南アフリカの鉱山ストが回避されつつあるとの報で大幅下落して引けた。
■海外貴金属市況コメント■
10月10日、NY貴金属市場の金は小幅高。本日は主要な経済統計の発表などは予定されておらず、貴金属の取引材料となるような新規の手掛かり要因を欠いたことから弱含みのなか全般的に盛り上がりに欠いた。しかし、中盤以降は外為市場でユーロが対ドルでの上昇を眺めて金は買い戻されて下げ幅を縮小し、前日比ほぼ変わらずの小幅高で引けた。一方、プラチナは続落。いずれも金同様にもみ合う展開となったが、終盤にかけ中国の自動車販売の減少などが圧迫要因となり下落して引けた。
■海外貴金属市況コメント■
10月9日NY貴金属市場の金は下落。引き続きこれといった材料のないなか、国際通貨基金(IMF)が2012年の世界全体の成長率予想を下方修正したことで世界景気の先行き不安が拡大。さらにスペインやギリシャを取り巻く不透明感が根強いことから、金の上値は押さえられた。中盤に至ると、この動きを嫌気した手仕舞い売りが加速して下げ幅を拡大。本日の安値圏で引ける恰好となった。しかし、市場関係者はインドの実需筋による買いが散発的に入ったことや、ETF(上場投資信託)関連の買いも根強いことから下げ幅が限定的になったと語っていた。銀も金に連れて小幅続落で引けたが、引け際に買い戻されて安値から回復する恰好となった。プラチナは小幅続落。南アの鉱山スト拡大は引き続き意識されており、プラチナ・パラジウムの下支え要因として燻ぶっている。
■海外貴金属市況コメント■
10月8日、週明けNY貴金属市場の金は下落。これといった材料のないなか、欧州情勢の先行き不透明感から外為市場でユーロ安・ドル高に振れたため、貴金属は売られやすい展開となった。また、世界的な景気後退懸念も浮上していることから換金売りも目立った。しかし、中盤にかけてユーロ・ドル相場が底堅さをみせたことから、金も安値から戻し下げ幅を縮小し小幅安で引けた。一方、プラチナは南アの鉱山スト拡大が意識されて、金につれ安になる中で下げ幅を縮小して引けた。
■海外貴金属市況コメト
9月24日、週明けNY貴金属市場の金は、下落。先週末の上昇に対する反動による利益
確定の売り押された。また、欧州債務危機の拡大に対する懸念を背景に市場から投資
資金を引き上げる動きが広がった他、弱気な外部市場の動向も嫌気されて売りの勢い
は途切れず、軟調地合いを継続することとなった。ただ売りが一巡すると、米連邦準
備制度理事会(FRB)や欧州中央銀行(ECB)など追加金融緩和の実施に伴うイ
ンフレヘッジとしての金の魅力の高まりを囃して買い戻され、下げ幅を縮小して引け
た。銀やプラチナは、金や原油といった主要商品安に加え、外為市場でのドル高ユーロ安
等弱材料が重なり、軟調に推移した。南アフリカのストは収束に向かいつつあるとい
う報も下落要因につながった。
■海外貴金属市況コメント
9月20日NY貴金属市場の金は、小幅安。9月のユーロ圏購買担当者景況指数(PM
I)が09年6月以来の低水準となったことで、外為市場でドルが対ユーロで上昇。
これを受けて金も売られた。ただ、主要先進国による金融緩和傾向を受け、インフレ
ヘッジ手段としての金の魅力の高まりから下げ渋る展開となり小幅下落で引けた。一
方、 プラチナは南ア鉱山ストの発端となった英白金生産大手ロンミン社のマリカナ鉱山
で、経営者側と労働者の交渉が合意したと伝えられたことで、一時は11日以来16
00ドルの節目を割り込む場面も見られたが、騒乱が終結したと伝えられていた最大
手のアングロ・アメリカン・プラチナム(アムプラッツ)の鉱山で、19日も労働者
のデモが行われるなど、一連の鉱山ストが収拾に向かっていないことから終盤にかけ
買い戻され下げ幅を縮小して引けた。
■海外貴金属市況コメント■
9月18日NY貴金属市場の金は小幅高。NY金は欧州中央銀行(ECB)による国債購入の条件となるスペインの支援要請をめぐって不透明感が強まっていることで、ユーロがドルに対して軟調に推移しこれを受け下落。一方、引き続き欧米での追加金融緩和を背景に、金への資金の流入期待感を背景に買われる等、売り買いがが交錯するなか終盤にかけ小幅高で引けた。一方、プラチナは下落。鉱山ストが続発していた南アフリカで、白金生産世界最大手アングロ・アメリカン・プラチナム(アムプラッツ)のルステンブルク鉱山や、豪プラチナ生産大手アクエリアス・プラチナムなどが操業を再開したと伝えられたことを背景に急落。今回のストの発端となった英白金生産大手ロンミンのマリカナ鉱山でも、労働者側が会社側が提案した賃上げ案を受け入れたと報じられたことで、近日中にも操業が再開される見通しとなっている。
■海外貴金属市況コメント■
9月17日、週明けNY貴金属市場の金は小幅安。米追加金融緩和の決定をうけて急伸した前週の反動による利益確定の売りに押され小幅安で引けた。朝方は欧米での追加金融緩和を背景に、金市場への資金の流入期待が相場の押し上げ要因となり続伸する場面も見られたが、その後は約6ヶ月ぶりの高値を付けたことに対するテクニカル売りに押され反落となった。銀は金の下落に連れ安。プラチナは引き続き南アフリカの鉱山でのストライキが下支えとなるものの、最近の上昇に対するファンド筋によるテクニカル売りに大幅下落して引けた。
■海外貴金属市況コメント■
8月30日、NY貴金属市場の金は下落。ロックハート・アトランタ地区連銀総裁が「追加緩和が正当化されるかどうかはどちらとも言えない」と述べたことで量的緩和策第3弾(QE3)期待感が後退。これを受けて、外為市場でドルが対ユーロで上昇。これを眺めての売りや、NYダウや原油相場が下落したことも圧迫材料になった。ただ市場には依然としてQE3への期待感もあり、週末のバーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演の内容に注目が集まっている。銀、プラチナも下落。プラチナは関連性の高いNYダウが一時3桁安になるなど大幅安になったうえ、対ユーロでのドル高も圧迫材料となった。ただ市場関係者の多くは「南アのマリカナ鉱山のストを巡る問題が依然として解決の目途が立っていないことから、最近の下落はあくまで調整安の範疇である」との声が聞かれた。
■海外貴金属市況コメント■
8月28日、NY貴金属市場の金は下落。朝方は最近の強地合いに対する反動などから売り物が先行し、一時1トロイオンス=1660ドルを割り込む場面があった。しかしその後は、本日発表の8月の米消費者信頼感指数が予想よりも悪く9ヶ月ぶりの低水準になったことで、米連邦準備制度理事会(FRB)による量的緩和第3弾(QE3)観測が高まり、下げ幅を縮小した。市場からは「週末のFRB議長の講演や来週にECB理事会が控え、金融政策への思惑が入り混じる中、目先は底固く推移するだろう」との声が聞かれた。銀は下落。一方、プラチナは南アのマリカナは白金鉱山のストに目立った進展がない中、最近の高値による投機筋の利食い売りに押され下落して引けた。
■海外貴金属市況コメント■
8月27日、週明けNY貴金属市場の金は小幅高。バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演に注目が集まる中、追加の量的緩和第3弾(QE3)観測の高まりから、投機筋の買い物が先行し、一時4月12日以来となる1トロイオンス=1680ドルに迫る水準まで上昇した。その後は、ロンドン市場がサマーバンク・ホリデーの祝日で休場となり積極的な商いが見送られたうえ、最近の上昇に対する利益確定売りが優勢となり、マイナス圏に値を沈める場面があったものの、QE3への期待感から売りの勢いは続かず、小幅上昇して引けた。一方プラチナは、最近の上昇に対する反動から売り物が優勢となり、地合いを緩めた。プラチナ生産で世界第3位の英ロンミンは、南アフリカのマリカナ鉱山の東側部分で新たな騒乱が報告されたと発表したものの、相場への影響は軽微だった。
■海外貴金属市況コメント■
8月24日、週末NY貴金属市場の金はほぼ変わらず。金は前日終値を挟んでもみ合いが続くなか、米追加金融緩和期待は根強く、全般的に下支えられた。しかし23日にセントルイス地区連銀のブラード総裁が、米追加金融緩和について水を差す発言を明らかにしたため、これを嫌気して買い手控えられた。本日は材料視されなかったが、インドでは金相場の高騰を嫌気して、需要の減少傾向が目立っている。特に9月から12月がインドの需要低迷期にあたるとされているが、金輸入の急減が懸念されている。一方、米共和党は来週の党大会で「金の保有量に応じて紙幣を発行する金本位制への復帰の検討」を党綱領に盛り込む旨を明らかにした。一方、プラチナ・パラジウムは小幅安。南ア鉱山関連のニュースとしては、プラチナ生産大手のノーザン・プラチナムが、労働争議の混乱の影響や、世界経済の先行き不透明感などから、利益が減少するとの見通しを示した。その他、プラチナ生産大手の英ロンミンでは、療養中のイアン・ファーマー最高経営責任者(CEO)の代理に、サイモン・スコット最高財務責任者(CFO)を指名した。同社も同様に、鉱山ストの激化で生産低下や業績悪化が見込まれている。
■海外貴金属市況コメント■
8月8日、NY貴金属市場の金は上昇。朝方は米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズによるギリシャ格付け見通しの引き下げを受けて市場への投資意欲が薄れ軟調に推移した。しかしその後は、景気対策のため米連邦準備制度理事会(FRB)が量的緩和第3弾(QE3)に踏み切るとの観測が高まり、QE3による商品市場への投資資金の流入に対する期待を囃して金が買われた。また、ドイツ10年物国債の入札好調なども好感され小幅上昇して引けた。一方、 銀やプラチナは小幅安。NY原油の軟化やユーロに対するドル高の進展といった貴金属相場と関連性の高い外部市場の動きに圧迫された。
■海外貴金属市況コメント■
8月6日、週明けNY貴金属市場の金は上昇。多くのディラーが夏季休暇に入り薄商いの中、先週末の米雇用統計・非農業部門就業者数の増加幅は予想よりも良かったが失業率の悪化もあり、景気鈍化懸念を払拭するには不十分なものであったとして市場に米連邦準備制度理事会(FRB)による景気刺激のための量的緩和第3弾(QE3)実施観測が広がった。これにより商品市場への投資資金の流入に対する期待感が高まったことから金は買われた。NY原油の上昇やユーロに対するドル安の進展も支援要因につながった。銀は小幅上昇。一方、プラチナは自動車用触媒需要の減退観測から下落して引けた。
■海外貴金属市況コメント■
8月1日、NY貴金属市場の金は下落。本日発表された7月の全米雇用報告(ADP)民間就業者数が事前予想を上回ったことから、米国の追加金融緩和(QE3)に対する期待感が後退し、一時は7月25日以来1600ドルを割り込んだ。その後は米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策発表が待たれるなか、金は1600ドル台を回復した。しかし、取引終了後の時間外取引中に発表されたFOMCで、大方の予想通り低金利の維持が発表され、ドルがユーロに対して堅調となったことから、金は再び軟調に推移し小幅下落して引けた。銀も軟調。プラチナは中国の製造業購買担当者景気指数(PMI)が市場予想を下回ったことで、世界的な景気減速懸念を背景に需要減退観測が強まり、下落して引けた。
■海外貴金属市況コメント■
7月24日、NY貴金属市場の金は下落。欧州債務問題を背景に安全資産として金を買う動きが見られるなか、米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスがユーロ圏債務危機の先行きが不透明なことを理由にドイツ国債の格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に変更したことで、投資家のリスク回避の動きから売り物が先行し、電子取引ではマイナスサイドで推移した。一時はプラス圏に浮上する場面が見られたものの、欧州連合(EU)関係筋が「ギリシャが債務を返済できる公算は小さく、追加の債務再編が必要になる」との見方を示したため、ドルが対ユーロで上昇。これを受け再びマイナスサイドに転じ小幅安で引けた。一方、プラチナや銀もドル高や投資家のリスク回避姿勢の高まりを背景に売り物が先行した。
■海外貴金属市況コメント■
7月23日、週明けNY貴金属市場の金は下落。スペインの財政危機の深刻化を受け、外為市場でユーロ安ドル高が進行。スペインの地方政府が相次いで中央政府に財政支援を要請すると報じられ、スペイン国債の利回りが危険水準とされる7%台で高止まりしている事に加え、ドイツ連銀が月報で独経済に大きな先行き不透明感が存在するとの見方を示した事で、投資家がリスク回避姿勢を強める格好となり、取引序盤には売り物が膨らみ、一時1トロイオンス=1562ドルまで売り込まれた。しかしその後、国際通貨基金(IMF)がギリシャの経済問題克服のため同国政府当局と協議を開始すると明らかにした事を好感した買い物が先行し、金相場は安値から切り返す展開となり小幅安で引けた。その他貴金属も同様に取引序盤に売り込まれたものの、終盤下げ幅を縮小する動きとなった。
■海外貴金属市況コメント■
7月20日、週末NY貴金属市場の金は小幅高。朝方はユーロ圏財務問題に対する懸念やスペイン国債の利回り上昇などを受け、外為市場でドル高・ユーロ安が進行。これを眺めた売りや、市場のリスク回避姿勢の強まりを背景に金は売り込まれる展開が続いた。しかし、取引後半からはロシアの中央銀行が金準備を6月中に6.2トン(約20万トロイオンス)増加させたと報じられた事を背景に買い戻され小幅高で引けた。銀は上昇。一方、プラチナは下落。市場のリスク回避を受けて売りが先行し、その後は金の動きを眺めて買い戻され下落幅を縮小したものの、マイナスサイドで引ける格好となった。
■海外貴金属市況コメント■
7月18日、NY貴金属市場の金は下落。米国の金融緩和期待感が後退した前日の流れを引き継ぎ、本日も売り優勢の展開が続いた。外為市場でドル高・ユーロ安方向に振れた事や、インドの金輸入減少見通しが示された事、さらにはバーナンキFRB議長の下院での議会証言で引き続き追加金融緩和を示唆する発言を避けた事が影響。その他、欧州財政に対する根強い不透明感も売り材料につながった。一方、プラチナや銀も下落。前日に引き続き、米景気の見通しの不透明感が強いなかでQE3の早期実現は難しいとする見方が強く、外為市場でのドル高・ユーロ安を眺めた売りに下落して引けた。
■海外貴金属市況コメント■
7月16日、週明けNY貴金属市場の金は小幅安。中国の温家宝主相が同国の経済成長について慎重な意見を示したことや、明日・明後日に行われるバーナンキ米FRB議長の半年次金融政策報告待ちから様子見を決め込む向きが多い中、IMFが世界経済成長の見通しを下方修正するなど景気に対する不安感が嫌気されてか売りが先行した。ただ、ドル高・ユーロ安方向に振れていた為替がドル安・ユーロ高に幾分反転したことで、金も買い戻され下げ幅を縮小し小幅安で引けた。銀・プラチナ系も下落。金同様、世界経済に対する懸念などから売り込まれ、下落して引けた。
■海外貴金属市況コメント■
7月12日、NY貴金属市場の金は下落。前日に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録で連邦準備制度理事会(FRB)が追加量的緩和に消極姿勢であることが明らかになったことや、本日発表の米雇用関連の経済統計が良好だったうえ、根強い欧州債務問題を背景に対ユーロでドルが約2年ぶりに1ユーロ=1.21ドル台後半を付けるなどドル高・ユーロ安が進行した。これを受けて金も売られ、一時6月29日以来となる1トロイオンス=1550ドル台を付けた。ただその後は、NYダウが安値から大きく切り返したことでリスク回避姿勢が若干後退し、下げ幅を縮小する展開になったが3営業日続落して引けた。市場関係者は「13日の中国のGDPの発表に注目している。仮に悪い内容となれば同国は世界最大の金消費国であることから、金相場にとってはマイナス要因になる可能性がある」と話していた。銀は特段材料があった訳ではないがプラス圏で引けた。プラチナは下落。対ユーロでのドル高が嫌気され、軟調に推移した。
■海外貴金属市況コメント■
7月10日、週明けNY貴金属市場の金は下落。ユーロ圏財務相らは前日から始まった会合でスペイン向けの支援をめぐり協議。緊急性の高い案件に備え月末までに300億ユーロを拠出する方針で基本合意した。これを受けてスペイン国債の利回りが若干低下したことで、外為市場において対ユーロでドルがやや軟化。このことから一時1トロイオンス=1600ドル台前半を回復する場面があった。しかし、買いが一巡すると引き続き欧州債務問題への懸念が燻ぶっていることで、対ユーロでドルが上昇したことや、急騰商状を演じていた穀物相場に一服感が出たこと、原油相場の軟調などにより金の売りを誘った。その他の貴金属も下落。金相場の下落に連動したことや、NYダウが下落したことで売りが優勢となり、下落して引けた。
■海外貴金属市況コメント■
7月9日、週明けNY貴金属市場の金は上昇。前週末の下落を受けた安値拾いの買いや、6月の中国の消費者物価指数(CPI)を受け、中国人民銀行(中央銀行)が景気減速を避ける為に、更なる金融緩和に動くのではとの思惑が広がったことから、投機筋の買い物が先行し、1トロイオンス=1590ドル台を回復するなど、上昇する展開になった。また、原油相場の上昇や外為市場でユーロに対しドル高が一服したことも強材料視された。一方、プラチナ系貴金属はまちまち。プラチナは引き続き前週末に発表された6月の米雇用統計の低迷を背景に小幅下落。パラジウムは金の上昇に引っ張られ、堅調な展開となった。
■海外貴金属市況コメント■
7月6日、週末NY貴金属市場の金は下落。注目されていた米雇用統計は、6月の米非農業部門就業者数が8万人増加となり、市場予想の9万人増加を下回った。これを受けて市場には失望感が広がり、金も売り込まれる展開となった。さらに原油安や株安も嫌気されて地合いを崩し、安値圏で引けた。国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事が、欧州債務危機以外にも中国やブラジルなどの新興国を含んだ世界各国の経済指標の悪化を指摘し、世界経済の成長下振れリスクにも言及したため、貴金属全般が資金調達のため換金売りで大幅下落して引けた。一方、プラチナや銀も金の下落に連れる形で値を下げた。
■海外貴金属市況コメント■
6月28日、NY貴金属市場の金は下落。本日から2日間の日程で開催されている欧州連合(EU)首脳会議に対し、即効性のある債務危機克服の具体策が期待できないとの見方が市場に広がったことから、外為市場でドル高ユーロ安の進行を眺めての売りや、NY原油先物相場の下落も含め投機筋らによる利益確定の売りを誘った。一時は6月1日以来およそ4週間ぶりとなる1トロイオンス=1550ドル割れを演じるなど大きく水準を切り下げた。銀も金に連れ安となったほか、プラチナも3営業日続落。金の大幅安に追随したほか、米株式市場の下落や対ユーロでのドル高にも圧迫され約4週間ぶりに1400ドルの節目を割り込んだ。
■海外貴金属市況コメント■
6月27日、NY貴金属市場の金は上昇。朝方は明日から開催される欧州連合(EU)首脳会議を前に様子見ムードが漂う中、メルケル独首相によるユーロ共同債についての否定的な発言をきっかけに売りが優勢となった前日の流れを引き継いで軟調推移となる場面もあった。しかしその後は、NY原油の上昇を眺めた買いや、欧州中央銀行(ECB)による利下げ観測から安値拾いの買いが入り上昇に転じ、終盤にかけ小幅上昇して引けた。一方、プラチナや銀は下落、金の下げ渋りや米株式市場の上昇などに下支えられながらも、全般的には前日急落した流れを継続する格好となった。
■海外貴金属市況コメント■
6月26日、NY貴金属市場の金は下落。米経済指標の悪化や欧州債務問題を受けたデフレ懸念やリスク回避の買いが先行した前日の流れに対する反動から、利益確定の売りで軟調に推移した。ドイツのメルケル首相がこの日ユーロ共同債の導入について改めて否定的な姿勢を表明し、外為市場でドルが対ユーロで上昇。このため市場では週末の欧州連合(EY)首脳会議に対する失望感が強まり金も売られた。プラチナやその他の貴金属も反落。金の軟調推移を眺めた売り物が先行したほか、対ユーロでのドル高傾向にも圧迫される格好となった。
■海外貴金属市況コメント■
6月22日、週末NY貴金属市場の金は小幅高。朝方は手掛かり材料難により積極的な商いの見送られる中、米連邦公開市場委員会(FOMC)で量的緩和第3弾(QE3)の実施が見送られたことを受けて本日も失望売りが続き、軟調地合いを継続していた。しかしその後、終盤にかけ昨日の急落に対する反動から安値拾いの買いや、NY原油先物相場の上昇したことによるインフレヘッジとしての買いに小幅上昇して引けた。一方銀やプラチナはFOMC声明の失望的な内容に加え、週末要因に伴う利益確定の売り注文が先行した。ただ、終盤にかけ金や原油といった主要商品の上昇や(対ユーロでの)ドル相場の下落が強材料視され、下げ幅は縮小された。
■海外貴金属市況コメント■
6月21日、NY貴金属市場の金は下落。昨日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で量的緩和第3弾(QE3)の実施が見送られたことを受けて、外為市場でドル買いユーロ売りが加速し失望売りが継続した。NY原油の下落といった弱気な外部環境に加え、景気の先行き不安を背景に多くの投資家が市場から金の投資資金を引き上げる動きが広がり、50ドル以上の大幅下落となった。一方、銀とプラチナは米経済指標の悪化やスペインの財政問題など欧州債務危機拡大に対する懸念を映して投資家のリスク回避姿勢の強まる中、商品市場全般の下落や金の大幅下落に連動し引けた。