金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:安 【海外市況(7月10日)】

■海外貴金属市況コメント■
7月10日、週明けNY貴金属市場の金は下落。ユーロ圏財務相らは前日から始まった会合でスペイン向けの支援をめぐり協議。緊急性の高い案件に備え月末までに300億ユーロを拠出する方針で基本合意した。これを受けてスペイン国債の利回りが若干低下したことで、外為市場において対ユーロでドルがやや軟化。このことから一時1トロイオンス=1600ドル台前半を回復する場面があった。しかし、買いが一巡すると引き続き欧州債務問題への懸念が燻ぶっていることで、対ユーロでドルが上昇したことや、急騰商状を演じていた穀物相場に一服感が出たこと、原油相場の軟調などにより金の売りを誘った。その他の貴金属も下落。金相場の下落に連動したことや、NYダウが下落したことで売りが優勢となり、下落して引けた。

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