金(ゴールド)価格:上昇、プラチナ価格:安 【海外市況(7月9日)】

■海外貴金属市況コメント■ 7月9日、週明けNY貴金属市場の金は上昇。前週末の下落を受けた安値拾いの買いや、6月の中国の消費者物価指数(CPI)を受け、中国人民銀行(中央銀行)が景気減速を避ける為に、更なる金融緩和に動くのではとの思惑が広がったことから、投機筋の買い物が先行し、1トロイオンス=1590ドル台を回復するなど、上昇する展開になった。また、原油相場の上昇や外為市場でユーロに対しドル高が一服したことも強材料視された。一方、プラチナ系貴金属はまちまち。プラチナは引き続き前週末に発表された6月の米雇用統計の低迷を背景に小幅下落。パラジウムは金の上昇に引っ張られ、堅調な展開となった。
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