金(ゴールド)価格:上昇、プラチナ価格:安 【海外市況(8月8日)】

■海外貴金属市況コメント■
8月8日、NY貴金属市場の金は上昇。朝方は米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズによるギリシャ格付け見通しの引き下げを受けて市場への投資意欲が薄れ軟調に推移した。しかしその後は、景気対策のため米連邦準備制度理事会(FRB)が量的緩和第3弾(QE3)に踏み切るとの観測が高まり、QE3による商品市場への投資資金の流入に対する期待を囃して金が買われた。また、ドイツ10年物国債の入札好調なども好感され小幅上昇して引けた。一方、 銀やプラチナは小幅安。NY原油の軟化やユーロに対するドル高の進展といった貴金属相場と関連性の高い外部市場の動きに圧迫された。

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