金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:上昇 【海外市況(8月7日)】

■海外貴金属市況コメント■
8月7日、NY貴金属市場の金は小幅安。これといった材料もなく積極的な商いの見送られる中、朝方は欧州中央銀行(ECB)の債務危機対応への期待を映し金を買う動きが見られた。その後は、高値での伸び悩みを嫌気した向きによる手仕舞いの売りに値を消し、マイナスサイドへ転落。しかし、NY原油の上昇やユーロに対するドル安の進展といった貴金属相場と関連性の高い外部市場の動きに支えられ、下げ幅が限定的となった。銀は上昇。一方、プラチナは自動車用触媒需要の減退観測に圧迫されつつも、南アフリカ国営電力会社エスコムの電力不足による生産減少への懸念などに支援されて上昇して引けた。

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