金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:安 【海外市況(7月24日)】

■海外貴金属市況コメント■ 7月24日、NY貴金属市場の金は下落。欧州債務問題を背景に安全資産として金を買う動きが見られるなか、米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスがユーロ圏債務危機の先行きが不透明なことを理由にドイツ国債の格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に変更したことで、投資家のリスク回避の動きから売り物が先行し、電子取引ではマイナスサイドで推移した。一時はプラス圏に浮上する場面が見られたものの、欧州連合(EU)関係筋が「ギリシャが債務を返済できる公算は小さく、追加の債務再編が必要になる」との見方を示したため、ドルが対ユーロで上昇。これを受け再びマイナスサイドに転じ小幅安で引けた。一方、プラチナや銀もドル高や投資家のリスク回避姿勢の高まりを背景に売り物が先行した。
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