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■海外貴金属市況コメント■
10月2日、NY貴金属市場の金は下落。朝方は特別これといった材料の無いなか、外為市場でのドル安ユーロ高を受け金も堅調に推移。しかしその後は、対ユーロでのドル安傾向が一服したほか、テクニカル要因などから利益確定の売り物に押され小幅下落して引けた。また、中国が国慶節(建国記念日)の休暇だった上に、インドも祝日だったことで様子見ムードが漂い、積極的な商いが控えられていた。一方 プラチナは小動き。目新しい独自材料が不足していることから動意に乏しく、前日水準付近で小浮沈を繰り返す展開となった。
■海外貴金属市況コメント■
9月28日、週末NY貴金属市場の金は下落。これといった材料のないなか、朝方は外為市場でのユーロ安ドル高を眺めての売りに軟調に推移した。ただ、NY原油の上昇など国際商品価格の高騰に加え、最近の各国中央銀行による追加金融緩和の実施によりインフレヘッジとしての金の魅力が高まったことから安値では買いも見られ、下げ幅を限定的となり小幅下落して引けた。銀も小幅安、金相場の下落が弱材料視されて地合いを緩めた。一方、プラチナは上昇。引き続き南アフリカのストに絡んだ供給障害への懸念を囃して買いが集まった。
■海外貴金属市況コメント■
9月26日、NY貴金属市場の金は下落。欧州債務危機拡大に対する懸念を背景に外為市場でユーロが対ドルで軟調に推移、これを受けて金は売られた。一時は30ドル程度の大きく下落したが、その後は各国中央銀行の追加金融緩和の実施に伴うインフレヘッジとしての金の魅力の高まりなどを囃して買い戻され、下げ幅を縮小して取引を終えた。一方、プラチナは早い段階では金に連動する形で軟調に推移する場面も見られたが、南アのストに絡んだ買いも加わって終盤にかけ小幅高で引けた。プラチナ生産最大手のアングロ・アメリカン・プラチナムは、違法ストの続く南アフリカ・ルステンブルク鉱山の労働者の職場復帰率が未だ2割に満たないとの報も上昇要因につながった。
■海外貴金属市況コメト
9月24日、週明けNY貴金属市場の金は、下落。先週末の上昇に対する反動による利益
確定の売り押された。また、欧州債務危機の拡大に対する懸念を背景に市場から投資
資金を引き上げる動きが広がった他、弱気な外部市場の動向も嫌気されて売りの勢い
は途切れず、軟調地合いを継続することとなった。ただ売りが一巡すると、米連邦準
備制度理事会(FRB)や欧州中央銀行(ECB)など追加金融緩和の実施に伴うイ
ンフレヘッジとしての金の魅力の高まりを囃して買い戻され、下げ幅を縮小して引け
た。銀やプラチナは、金や原油といった主要商品安に加え、外為市場でのドル高ユーロ安
等弱材料が重なり、軟調に推移した。南アフリカのストは収束に向かいつつあるとい
う報も下落要因につながった。
■海外貴金属市況コメント
9月20日NY貴金属市場の金は、小幅安。9月のユーロ圏購買担当者景況指数(PM
I)が09年6月以来の低水準となったことで、外為市場でドルが対ユーロで上昇。
これを受けて金も売られた。ただ、主要先進国による金融緩和傾向を受け、インフレ
ヘッジ手段としての金の魅力の高まりから下げ渋る展開となり小幅下落で引けた。一
方、 プラチナは南ア鉱山ストの発端となった英白金生産大手ロンミン社のマリカナ鉱山
で、経営者側と労働者の交渉が合意したと伝えられたことで、一時は11日以来16
00ドルの節目を割り込む場面も見られたが、騒乱が終結したと伝えられていた最大
手のアングロ・アメリカン・プラチナム(アムプラッツ)の鉱山で、19日も労働者
のデモが行われるなど、一連の鉱山ストが収拾に向かっていないことから終盤にかけ
買い戻され下げ幅を縮小して引けた。
■海外貴金属市況コメント■
9月17日、週明けNY貴金属市場の金は小幅安。米追加金融緩和の決定をうけて急伸した前週の反動による利益確定の売りに押され小幅安で引けた。朝方は欧米での追加金融緩和を背景に、金市場への資金の流入期待が相場の押し上げ要因となり続伸する場面も見られたが、その後は約6ヶ月ぶりの高値を付けたことに対するテクニカル売りに押され反落となった。銀は金の下落に連れ安。プラチナは引き続き南アフリカの鉱山でのストライキが下支えとなるものの、最近の上昇に対するファンド筋によるテクニカル売りに大幅下落して引けた。
■海外貴金属市況コメント■
9月12日、NY貴金属市場の金は小幅安。朝方はドイツ連邦憲法裁判所が欧州安定メカニズム(ESM)について合憲との判断を下したことで、欧州中央銀行(ECB)による重債務国の国債購入策の前提条件となるESM発足に向けて前進したため、イタリア・スペインなどの国債利回りが低下し、ユーロ圏の債務懸念が後退した。これを受け外為市場でユーロが対ドルで上昇したことにより金も堅調に推移した。しかし、その後ドイツ国債の入札が低調に終わったことでドルが買い戻されると金は売られる格好となり、小幅安で引けた。銀は続落。取引序盤には金に連れる格好で買い進まれたものの、中盤以降はテクニカル売りに押された。一方、プラチナは上昇。世界最大のプラチナ生産国である南アフリカでの鉱山ストライキが、世界最大手のアングロ・アメリカン・プラチナム(アムプラッツ)が所有する鉱山にも拡大したことで供給不安が一段と強まったためファンド筋の買いが継続し、約5ヶ月ぶりの高値圏で引けた。
■海外貴金属市況コメント■
9月10日、週明けNY貴金属市場の金は下落。前週の米雇用統計が低調な内容となったことによる米国の追加金融緩和観測の高まりを背景とした買いは一巡、ファンド筋の利益確定の売りに押された。ただ、終盤にかけ12日・13日に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を待ちたいとの思惑もあり、積極的な売り物は手控えられ、下げ幅も限定的となり小幅安で引けた。銀も反落。前週末の急伸を受けた利益確定の売り物が先行。一方、プラチナは堅調。金に連れて売られる場面があったものの、米国の追加金融緩和期待を背景とした工業用需要の増加見通しから買われ、小幅上昇して引けた。
■海外貴金属市況コメント■
9月5日、NY貴金属市場の金は小幅安。本日6日にECB定例理事会・BOE政策金利決定会合があり、翌7日には米雇用統計の発表がある事から、市場では様子見気分が広がり、積極的な商いは控えられるなか、このところの上昇に対する利益確定の売りに圧迫された。ただ、終盤にかけ外為市場でユーロが対ドルで堅調に推移、これらを眺めた買いに支えられ下げ幅も縮小し小幅安で引けた。銀も小幅下落。金同様、上げ過ぎ感から来る売りに圧迫された。一方、プラチナは上昇。金や銀と同じように調整の売りに押される場面もあったものの、次第に値を戻してプラスサイドで引けた。南アでの騒乱が未だ続いている事が支援材料になった。
■海外貴金属市況コメント■
8月30日、NY貴金属市場の金は下落。ロックハート・アトランタ地区連銀総裁が「追加緩和が正当化されるかどうかはどちらとも言えない」と述べたことで量的緩和策第3弾(QE3)期待感が後退。これを受けて、外為市場でドルが対ユーロで上昇。これを眺めての売りや、NYダウや原油相場が下落したことも圧迫材料になった。ただ市場には依然としてQE3への期待感もあり、週末のバーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演の内容に注目が集まっている。銀、プラチナも下落。プラチナは関連性の高いNYダウが一時3桁安になるなど大幅安になったうえ、対ユーロでのドル高も圧迫材料となった。ただ市場関係者の多くは「南アのマリカナ鉱山のストを巡る問題が依然として解決の目途が立っていないことから、最近の下落はあくまで調整安の範疇である」との声が聞かれた。
■海外貴金属市況コメント■
8月29日、NY貴金属市場の金は下落。朝方は堅調に推移。これといった材料のないなか、引き続き量的金融緩和第3弾(QE3)への期待感から投機筋の買い物が先行し、1トロイオンス=1670ドル台前半を回復した。しかしその後は、原油相場の下落や外為市場でのドル高ユーロ安を眺めた動きに投機筋の手仕舞い売りが先行し、地合いを緩める展開となった。また、週末のジャクソン・ホールでのバーナンキFRB議長の講演を前に、積極的な買いが手控えられたことも圧迫要因になった模様。銀は金に連れ安。一方、プラチナはほぼ変わらずで引けた。南アフリカのマリカナ鉱山のストライキが依然として燻ぶっていることから、下値は限定的だった。
■海外貴金属市況コメント■
8月28日、NY貴金属市場の金は下落。朝方は最近の強地合いに対する反動などから売り物が先行し、一時1トロイオンス=1660ドルを割り込む場面があった。しかしその後は、本日発表の8月の米消費者信頼感指数が予想よりも悪く9ヶ月ぶりの低水準になったことで、米連邦準備制度理事会(FRB)による量的緩和第3弾(QE3)観測が高まり、下げ幅を縮小した。市場からは「週末のFRB議長の講演や来週にECB理事会が控え、金融政策への思惑が入り混じる中、目先は底固く推移するだろう」との声が聞かれた。銀は下落。一方、プラチナは南アのマリカナは白金鉱山のストに目立った進展がない中、最近の高値による投機筋の利食い売りに押され下落して引けた。
■海外貴金属市況コメント■
8月22日、NY貴金属市場の金は小幅安。朝方は通貨全般も方向感を欠いたことから、金は動意薄の展開となった。その後は利益確定の売りに押されて6営業日ぶりに反落して引けた。一方プラチナは、南ア鉱山での労働争議に関わる供給不安で買われやすく続伸となった。アングロ・アメリカン・プラチナム(アムプラッツ)は、労働者から賃上げ要請が出されるなど、緊張は緩和しておらず供給不安が懸念され、引き続き買いが継続した。
■海外貴金属市況コメント■
8月7日、NY貴金属市場の金は小幅安。これといった材料もなく積極的な商いの見送られる中、朝方は欧州中央銀行(ECB)の債務危機対応への期待を映し金を買う動きが見られた。その後は、高値での伸び悩みを嫌気した向きによる手仕舞いの売りに値を消し、マイナスサイドへ転落。しかし、NY原油の上昇やユーロに対するドル安の進展といった貴金属相場と関連性の高い外部市場の動きに支えられ、下げ幅が限定的となった。銀は上昇。一方、プラチナは自動車用触媒需要の減退観測に圧迫されつつも、南アフリカ国営電力会社エスコムの電力不足による生産減少への懸念などに支援されて上昇して引けた。
■海外貴金属市況コメント■
8月2日、NY貴金属市場の金は下落。欧州中央銀行(ECB)理事会で政策金利の追加利下げを見送り、その後のドラギECB総裁の会見でも、ユーロ圏諸国の国債市場に介入する可能性を示唆するだけにとどまり、具体的な対応策を見送ったことから、インフレヘッジとしての金の魅力が後退した。その他、外為市場でドルがユーロに対して堅調に推移していることも売りを誘った。金は1600ドルを割り込んだ後も、スペインやイタリア国債の価格が急落(利回りが急騰)し、欧州債務危機への懸念が強まったことを背景に下げ幅を広げる展開となった。市場では、前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)に続き、本日のECB理事会でも追加金融緩和への期待感が後退しており、明日発表される米雇用統計の結果を待っている。
■海外貴金属市況コメント■
8月1日、NY貴金属市場の金は下落。本日発表された7月の全米雇用報告(ADP)民間就業者数が事前予想を上回ったことから、米国の追加金融緩和(QE3)に対する期待感が後退し、一時は7月25日以来1600ドルを割り込んだ。その後は米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策発表が待たれるなか、金は1600ドル台を回復した。しかし、取引終了後の時間外取引中に発表されたFOMCで、大方の予想通り低金利の維持が発表され、ドルがユーロに対して堅調となったことから、金は再び軟調に推移し小幅下落して引けた。銀も軟調。プラチナは中国の製造業購買担当者景気指数(PMI)が市場予想を下回ったことで、世界的な景気減速懸念を背景に需要減退観測が強まり、下落して引けた。
■海外貴金属市況コメント■
7月31日、NY貴金属市場の金は下落。朝方は8月2日の欧州中央銀行(ECB)理事会で、国債買い取り再開に加えて政策金利が引き下げられるかもしれないとの思惑を背景に、外為市場でユーロがドルに対して堅調に推移し、これを受けて金も買われた。しかしその後は、最近の米経済指標が想定の範囲内で推移しているため、本日から明日にかけて開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)で、追加金融緩和(QE3)に対する期待感が後退し終盤下落して引けた。市場ではQE3導入は明日ではなく9月のFOMCで実施するとの見方が強まったため、積極的に売り込む動きにはつながらなかったという。銀は小幅安。金の下落に連れる動きとなった。プラチナは上昇。ドル安を受けた割安感を受け小幅ながら続伸して引けた。
■海外貴金属市況コメント■
7月24日、NY貴金属市場の金は下落。欧州債務問題を背景に安全資産として金を買う動きが見られるなか、米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスがユーロ圏債務危機の先行きが不透明なことを理由にドイツ国債の格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に変更したことで、投資家のリスク回避の動きから売り物が先行し、電子取引ではマイナスサイドで推移した。一時はプラス圏に浮上する場面が見られたものの、欧州連合(EU)関係筋が「ギリシャが債務を返済できる公算は小さく、追加の債務再編が必要になる」との見方を示したため、ドルが対ユーロで上昇。これを受け再びマイナスサイドに転じ小幅安で引けた。一方、プラチナや銀もドル高や投資家のリスク回避姿勢の高まりを背景に売り物が先行した。
■海外貴金属市況コメント■
7月23日、週明けNY貴金属市場の金は下落。スペインの財政危機の深刻化を受け、外為市場でユーロ安ドル高が進行。スペインの地方政府が相次いで中央政府に財政支援を要請すると報じられ、スペイン国債の利回りが危険水準とされる7%台で高止まりしている事に加え、ドイツ連銀が月報で独経済に大きな先行き不透明感が存在するとの見方を示した事で、投資家がリスク回避姿勢を強める格好となり、取引序盤には売り物が膨らみ、一時1トロイオンス=1562ドルまで売り込まれた。しかしその後、国際通貨基金(IMF)がギリシャの経済問題克服のため同国政府当局と協議を開始すると明らかにした事を好感した買い物が先行し、金相場は安値から切り返す展開となり小幅安で引けた。その他貴金属も同様に取引序盤に売り込まれたものの、終盤下げ幅を縮小する動きとなった。
■海外貴金属市況コメント■
7月18日、NY貴金属市場の金は下落。米国の金融緩和期待感が後退した前日の流れを引き継ぎ、本日も売り優勢の展開が続いた。外為市場でドル高・ユーロ安方向に振れた事や、インドの金輸入減少見通しが示された事、さらにはバーナンキFRB議長の下院での議会証言で引き続き追加金融緩和を示唆する発言を避けた事が影響。その他、欧州財政に対する根強い不透明感も売り材料につながった。一方、プラチナや銀も下落。前日に引き続き、米景気の見通しの不透明感が強いなかでQE3の早期実現は難しいとする見方が強く、外為市場でのドル高・ユーロ安を眺めた売りに下落して引けた。
■海外貴金属市況コメント■
7月17日、NY貴金属市場の金は小幅安。バーナンキFRB議長の議会証言待ちで小動きが続いていたものの、議会証言後には米国の早期金融緩和期待の後退から外為市場でドル高・ユーロ安が進行したことやNY株式市場の下落に嫌気した売りに下落した。しかし、その後はドル高や株安が一服して値を戻した(株式はプラスサイドに転じる)事を眺めて金も買い戻され、小幅下落で引けた。バーナンキFRB議長の議会証言に関しては、QE3に対する具体的な言及が無かった事が市場の失望感を呼んだようである。一方、プラチナは小幅高。バーナンキFRB議長の議会証言を受けたドル高や株安を背景にマイナスサイドで推移する場面もあったものの、取引後半からは値を戻して小幅ながらもプラスサイドで引けた。
■海外貴金属市況コメント■
7月16日、週明けNY貴金属市場の金は小幅安。中国の温家宝主相が同国の経済成長について慎重な意見を示したことや、明日・明後日に行われるバーナンキ米FRB議長の半年次金融政策報告待ちから様子見を決め込む向きが多い中、IMFが世界経済成長の見通しを下方修正するなど景気に対する不安感が嫌気されてか売りが先行した。ただ、ドル高・ユーロ安方向に振れていた為替がドル安・ユーロ高に幾分反転したことで、金も買い戻され下げ幅を縮小し小幅安で引けた。銀・プラチナ系も下落。金同様、世界経済に対する懸念などから売り込まれ、下落して引けた。
■海外貴金属市況コメント■
7月12日、NY貴金属市場の金は下落。前日に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録で連邦準備制度理事会(FRB)が追加量的緩和に消極姿勢であることが明らかになったことや、本日発表の米雇用関連の経済統計が良好だったうえ、根強い欧州債務問題を背景に対ユーロでドルが約2年ぶりに1ユーロ=1.21ドル台後半を付けるなどドル高・ユーロ安が進行した。これを受けて金も売られ、一時6月29日以来となる1トロイオンス=1550ドル台を付けた。ただその後は、NYダウが安値から大きく切り返したことでリスク回避姿勢が若干後退し、下げ幅を縮小する展開になったが3営業日続落して引けた。市場関係者は「13日の中国のGDPの発表に注目している。仮に悪い内容となれば同国は世界最大の金消費国であることから、金相場にとってはマイナス要因になる可能性がある」と話していた。銀は特段材料があった訳ではないがプラス圏で引けた。プラチナは下落。対ユーロでのドル高が嫌気され、軟調に推移した。
■海外貴金属市況コメント■
7月11日、NY貴金属市場の金は小幅安。6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録の公表を控え模様眺めムードが強く、全般的には方向感に欠ける展開。原油相場の上昇でインフレヘッジとしての金に注目が集まり、上昇する場面もみられたが、ドイツで欧州安定メカニズム(ESM)を巡る合憲性の審理が続いていることで、外為市場でのドル高ユーロ安を眺めた売りにより小幅下落して引けた。その後、注目が集まっていたFOMC議事録が引け後に公表され、量的金融緩和第3弾(QE3)観測が若干後退したとの見方から、一時的に下げ幅を拡大したが、その後直ぐに買い戻された。一方、プラチナや銀は反発。金やNYダウの下落に上値は抑えられたものの、テクニカル的な買いに支えられ、小幅高で引けた。
■海外貴金属市況コメント■
7月10日、週明けNY貴金属市場の金は下落。ユーロ圏財務相らは前日から始まった会合でスペイン向けの支援をめぐり協議。緊急性の高い案件に備え月末までに300億ユーロを拠出する方針で基本合意した。これを受けてスペイン国債の利回りが若干低下したことで、外為市場において対ユーロでドルがやや軟化。このことから一時1トロイオンス=1600ドル台前半を回復する場面があった。しかし、買いが一巡すると引き続き欧州債務問題への懸念が燻ぶっていることで、対ユーロでドルが上昇したことや、急騰商状を演じていた穀物相場に一服感が出たこと、原油相場の軟調などにより金の売りを誘った。その他の貴金属も下落。金相場の下落に連動したことや、NYダウが下落したことで売りが優勢となり、下落して引けた。
■海外貴金属市況コメント■
7月6日、週末NY貴金属市場の金は下落。注目されていた米雇用統計は、6月の米非農業部門就業者数が8万人増加となり、市場予想の9万人増加を下回った。これを受けて市場には失望感が広がり、金も売り込まれる展開となった。さらに原油安や株安も嫌気されて地合いを崩し、安値圏で引けた。国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事が、欧州債務危機以外にも中国やブラジルなどの新興国を含んだ世界各国の経済指標の悪化を指摘し、世界経済の成長下振れリスクにも言及したため、貴金属全般が資金調達のため換金売りで大幅下落して引けた。一方、プラチナや銀も金の下落に連れる形で値を下げた。
■海外貴金属市況コメント■
7月5日、NY貴金属市場の金は下落。欧州中央銀行(ECB)による利下げを受け外為市場でユーロ安ドル高が進行。これを眺めて金は売られた。欧州中央銀行(ECB)が債務危機と景気低迷に対応するため、ユーロ圏17ヶ国の主要金利を過去最低の0.75%に引き下げるとともに、中銀預入金利を0%に設定して事実上のゼロ金利政策を導入。ただ、終盤にかけ中国人民銀行(中央銀行)やイングランド銀行(英中央銀行)が景気テコ入れ策として追加緩和を発表したことでインフレヘッジとしての金に買いが集まり、下げ幅を縮小して引けた。
■海外貴金属市況コメント■
7月2日、週明けNY貴金属市場の金は小幅安。前週末には欧州の債務危機懸念が緩和したことで急反発となったが、これに関わる買いは一巡する恰好となり、手仕舞い売りに押されて反落。ドル高・ユーロ安や、原油安などが下げ要因につながった。1トロイオンス=1600ドル近辺では天井感が漂っており、上値の重さを確認するかたちとなった。ただ、終盤にかけ6月の米ISM(供給管理協会)製造業景況指数が大幅悪化となったことで、米国の追加緩和観測が浮上。これを手掛かりに買い戻しが入り、金は下げ幅を縮小して引けた。一方、プラチナも同様の値動きとなったが、NYダウが下げ幅を縮小したことを眺めて買い戻しが入り小幅上昇して引けた。
■海外貴金属市況コメント■
6月28日、NY貴金属市場の金は下落。本日から2日間の日程で開催されている欧州連合(EU)首脳会議に対し、即効性のある債務危機克服の具体策が期待できないとの見方が市場に広がったことから、外為市場でドル高ユーロ安の進行を眺めての売りや、NY原油先物相場の下落も含め投機筋らによる利益確定の売りを誘った。一時は6月1日以来およそ4週間ぶりとなる1トロイオンス=1550ドル割れを演じるなど大きく水準を切り下げた。銀も金に連れ安となったほか、プラチナも3営業日続落。金の大幅安に追随したほか、米株式市場の下落や対ユーロでのドル高にも圧迫され約4週間ぶりに1400ドルの節目を割り込んだ。
■海外貴金属市況コメント■
6月26日、NY貴金属市場の金は下落。米経済指標の悪化や欧州債務問題を受けたデフレ懸念やリスク回避の買いが先行した前日の流れに対する反動から、利益確定の売りで軟調に推移した。ドイツのメルケル首相がこの日ユーロ共同債の導入について改めて否定的な姿勢を表明し、外為市場でドルが対ユーロで上昇。このため市場では週末の欧州連合(EY)首脳会議に対する失望感が強まり金も売られた。プラチナやその他の貴金属も反落。金の軟調推移を眺めた売り物が先行したほか、対ユーロでのドル高傾向にも圧迫される格好となった。