金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:上昇 【海外市況(7月31日)】

■海外貴金属市況コメント■
7月31日、NY貴金属市場の金は下落。朝方は8月2日の欧州中央銀行(ECB)理事会で、国債買い取り再開に加えて政策金利が引き下げられるかもしれないとの思惑を背景に、外為市場でユーロがドルに対して堅調に推移し、これを受けて金も買われた。しかしその後は、最近の米経済指標が想定の範囲内で推移しているため、本日から明日にかけて開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)で、追加金融緩和(QE3)に対する期待感が後退し終盤下落して引けた。市場ではQE3導入は明日ではなく9月のFOMCで実施するとの見方が強まったため、積極的に売り込む動きにはつながらなかったという。銀は小幅安。金の下落に連れる動きとなった。プラチナは上昇。ドル安を受けた割安感を受け小幅ながら続伸して引けた。

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