金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格 【海外市況(8月2日)】

■海外貴金属市況コメント■ 8月2日、NY貴金属市場の金は下落。欧州中央銀行(ECB)理事会で政策金利の追加利下げを見送り、その後のドラギECB総裁の会見でも、ユーロ圏諸国の国債市場に介入する可能性を示唆するだけにとどまり、具体的な対応策を見送ったことから、インフレヘッジとしての金の魅力が後退した。その他、外為市場でドルがユーロに対して堅調に推移していることも売りを誘った。金は1600ドルを割り込んだ後も、スペインやイタリア国債の価格が急落(利回りが急騰)し、欧州債務危機への懸念が強まったことを背景に下げ幅を広げる展開となった。市場では、前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)に続き、本日のECB理事会でも追加金融緩和への期待感が後退しており、明日発表される米雇用統計の結果を待っている。
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