





最新の喜平ネックレス/ブレスレット販売相場
金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:安【海外市況(5月15日)】
5月15日、NY貴金属市場の金は下落。外為市場でのドル高ユーロ安を受けて金は売られた。本日発表された第1四半期のユーロ圏域内総生産(GDP)速報値は前期比0.2%減と市場予想(0.1%減)を下回り、6四半期連続のマイナス成長と、統計が始まった1995年以降で最長を記録した。これを受け、欧州中央銀行(ECB)の追加利下げ観測が高まり、ドルが対ユーロで上昇。ファンド筋の売りが先行した。米卸売物価指数が低下したため、インフレ期待が後退したことも金相場を圧迫した。プラチナも下落。早い段階では南アフリカの鉱山ストライキに対する思惑が支援材料となり、上昇する場面が見られた。しかし、その後ドル高や金相場の急落を眺めた売り物に押される格好で下落に転じた。なお、プラチナ生産大手ロンミンが保有する南アフリカのマリカナ鉱山でのストライキについて、労働者は職場に復帰し始めていると報じられている。
金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:上昇【海外市況(5月14日)】
5月14日、NY貴金属市場の金は、下落。外為市場でのドル高ユーロ安を眺めた売りに押された。米景気回復期待感を背景に米株式市場は史上最高値を更新。金の「質への逃避」としての買いが薄れた。また、中国の景気鈍化懸念から同国の金需要が減退するとの観測も下落要因につながった。一方、プラチナは上昇。米株式市場やドイツDAXが史上最高値を更新するなど、欧米の株式市場が上伸したことで、工業用需要の増加期待が台頭し、ファンド筋の買い物が先行する展開。南アフリカの鉱山ストライキの報も上昇要因につながった。
金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:安【海外市況(5月13日)】
5月13日、週明けNY貴金属市場の金は小幅安。朝方は前週末に大きく値を崩した反動から買い戻される場面がみられた。しかし、その後本日発表された4月の米小売売上高がプラス0.1%となり、市場予想(マイナス0.3%)を上回ったため、米国の景気回復期待を背景とした量的緩和策の早期終了観測に加え、外為市場でのドル高ユーロ安を眺めた売りに押され、終盤小幅安で引けた。プラチナも小幅続落。中国の鉱工業生産が市場予想を下回ったことを嫌気する向きも見られた。英ジョンソンマッセイ社が「プラチナ・2013」を発表したが市場の反応は限定的となった。
金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:安【海外市況(5月10日)】
5月10日、週末NY貴金属市場の金は下落。NY外為市場でドルが米国の景気回復期待感から上昇し、円は対ドルで約4年半ぶりの101円後半をつけた。対ユーロでも上昇し、これに嫌気した売りにより大幅下落して引けた。市場では米国経済の回復期待が強まっており、米の量的緩和策の早期終結観測や世界最大の金上場投資信託(ETF)であるSPDRゴールド・トラストの金保有高の減少傾向も相場を圧迫した。他にもドイツ銀行がこの日2013年の金相場の見通しを下方修正した事も売りにつながった。プラチナも下落。NY原油先物相場の軟調や金の下落に連動する形で引けた。
金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:上昇【海外市況(5月9日)】
5月9日、NY貴金属市場の金は下落。本日発表された米週間新規失業保険申請件数が事前予想よりも良い内容(2008年1月以来の低水準)となり、労働市場の改善で米金融緩和の早期終了観測が広がったうえ、NY株式市場を含め世界的な株高基調が強まっていることで、比較的安全な資産とされる金を売って株に投資資金が流れた。そのうえ、引き続き金上場投資信託(ETF)の減少が止まらないことも相場の下落要因につながった。一方、プラチナは上昇。中国の4月の新車販売台数が前年同月比13.4%増と、引き続き2桁の伸びを示し、同国の自動車市場の堅調に自動車用触媒で使用される白金の需要増加観測で買われた。
金(ゴールド)価格:上昇、プラチナ価格:上昇【海外市況(5月8日)】
5月8日、NY貴金属市場の金は上昇。外為市場でのユーロ高ドル安を眺めた買いや、香港から中国への金の純流入量が2月から大幅に増加(過去最高を記録)し、本日発表された4月の中国貿易統計で同国経済の着実な回復が示され、向こう数ヶ月でも金需要が急増するとの観測が強まったことも上昇要因につながった。しかし、本日もNYダウ平均が史上最高値を更新したうえ、引き続き金上場投資信託(ETF)の金保有高が4年ぶりの低水準に減少していることが要因に上げ幅を縮小して引けた。プラチナも上昇。中国貿易統計が強い内容となったことで、同国からの需要増加観測が強まったことや、南アフリカの白金生産会社アングロ・アメリカン・プラチナム(アムプラッツ)の事業再編問題など不透明要因が解消されていないため終盤にかけ上昇幅を削って引けた。
金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:安【海外市況(5月7日)】
5月7日、NY貴金属市場の金は下落。リスク選好の動きに押され金は売られた。雇用不安の後退をきっかけに投資家心理が大きく改善し、NYダウ平均や独DAX指数が史上最高値を更新するなどリスク選好の流れが強まったことから、比較的安全な資産とされる金を売って投資資金を株に振り向ける動きが強まった。金上場投資信託(ETF)の保有高が1日当たり3~4トンの減少傾向が続き、2009年8月以来の低水準となっていることも下げ要因につながった。終盤にかけオーストラリア準備銀行(RBA:中央銀行)が利下げを行うなど、主要中銀による金融緩和を背景にしたインフレへの警戒感から下げ渋る展開となった。プラチナも下落。金の下落に連動する形で下落して引けた。
金(ゴールド)価格:上昇、プラチナ価格:上昇【海外市況(5月6日)】
5月6日、週明けNY貴金属市場の金は上昇。朝方は前週に続きインフレヘッジとしての金買いや、アジアを中心にした買いに上昇した。しかし、終盤にかけ欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が、必要とあれば追加利下げに踏み切る姿勢を再表明したことで、外為市場でドル高ユーロ安が進行し、これを眺めて金も売られ上げ幅を縮小し小幅高で引けた。前週に米連邦公開市場委員会(FOMC)が量的緩和第3弾(QE3)の継続を決めたほか、ECBが主要政策金利を史上最低水準に引き下げるなど、世界的な金融緩和を背景にしたインフレへの警戒感から、金は堅調に推移すると見る向きが多い。一方、プラチナも上昇。金の上昇に連れる格好で続伸して引けた。
金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:安【海外市況(5月1日)】
5月1日、NY貴金属市場の金は下落。NY原油先物相場の急落や、最近の上昇基調に対する反動からの利食い売りに押された。一時1450ドルの節目を割り込むなど、大きく水準を切り下げて取引を終えた。ただ、本取引終了後に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明で、実質のゼロ金利政策の維持や現行の金融緩和政策の継続が示されると、これを好感した買い戻しも見られたが上昇には転じるほどではなかった。一方、プラチナも大幅下落。ADP全米雇用報告の民間就業者数の低調な内容を受けて米景気先行き不安や米株式市場の大幅下落に圧迫されたほか、金相場の急落にも追随して売り物が殺到する展開で、1470ドルの節目を割り込んで引けた。
金(ゴールド)価格:上昇、プラチナ価格【海外市況(4月30日)】
■海外貴金属市況コメント■
4月30日、NY貴金属市場の金は小幅高。外為市場でのユーロ高ドル安を眺めた買いに上昇。最近の低調な米経済指標を受けて米国の金融緩和が継続するとの観測が広がっていることなどから、ドルがユーロなどの対主要通貨で軟化。NY原油の下落も金相場の頭を押さえたほか、本日から開催されている米連邦公開市場委員会(FOMC)や、5月2日の欧州中央銀行(ECB)定例理事会での政策決定を前に積極的な商いが控えられたためか、値動きは小幅なものに留まった。一方、プラチナは南アフリカのプラチナ生産大手アングロ・アメリカン・プラチナム(アムプラッツ)の人員削減などの事業再編をめぐる供給逼迫懸念にも支えられた一方で、最近の上昇トレンドに対する反動から利益確定の売り物が先行した面もあり、売り買いが交錯して不安定な値動きとなった。
カテゴリー: 金(ゴールド)・プラチナ価格【海外市況状況】, 金(ゴールド)価格:上昇
金(ゴールド)価格:上昇、プラチナ価格:上昇【海外市況(4月29日)】
■海外貴金属市況コメント■
4月29日、週明けNY貴金属市場の金は上昇。外為市場でのユーロ高ドル安を眺めた買いやNY原油先物相場の上昇、前週末の下落に対する反動による買い戻しで上昇した。しかし、終盤にかけ利益確定の売りに押され上げ幅は限定的となった。市場関係者の間では、中国やインドなどアジア勢の現物需要が旺盛なことや、4月の米造幣局のイーグル金貨販売量が2009年12月以来の高水準となったことが引き続き強材料視される一方、中央銀行による金売却や不透明な米金融緩和の見通しなどを背景に金上場投資信託(ETF)の保有高解消の動きが継続していることを嫌気する向きもあり、様子見気分が強まっている。プラチナも4営業日続伸。金や米株式市場の堅調推移にも支えられ、約2週間ぶりに1500ドルの節目を回復して引けた。
金(ゴールド)価格:上昇、プラチナ価格:上昇【海外市況(4月25日)】
■海外貴金属市況コメント■
4月25日、NY貴金属市場の金は上昇。欧州中央銀行の利下げ観測を背景とした実需筋の買いが継続。著名投資家ジョン・ポールソン氏が金に対する強気の見方を示したことも買いを誘った。国際通貨基金(IMF)が発表した統計で、トルコ・ロシアなどの金保有の増加が示されたことも好感され、一時1トロイオンス=1460ドル台後半まで上昇、15日以来の高値圏に浮上した。一方、プラチナも大幅続伸。米週間新規失業保険申請件数が市場予想よりも良い内容であったことで、米国の雇用情勢の不透明感が後退したことや、NY株式市場が上伸による工業用需要の拡大期待からファンド筋等の買いが膨らんだ。
金(ゴールド)価格:上昇、プラチナ価格:上昇【海外市況(4月24日)】
■海外貴金属市況コメント■
4月24日、NY貴金属市場の金は上昇。欧州中央銀行(ECB)の利下げ観測に金は見直された。ドイツの低調な経済統計を受けた欧州中央銀行(ECB)の利下げ観測の高まりを背景に、実需筋の買い物が先行する展開。本日発表された3月の米耐久財受注がマイナス5.7%と、市場予想(マイナス2.8%)を下回ったため、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融緩和政策が当面継続するとの思惑も買いを誘った。ただ、終盤にかけ利益確定の売りに押され上げ幅を縮小して引けた。プラチナも上昇。金や原油相場の上昇に連れて買い物が先行する展開。ただ、米景気の先行き不透明感が相場の重しとなり、上げ幅は限定的となった。
金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:安【海外市況(4月23日)】
■海外貴金属市況コメント■
4月23日、NY貴金属市場の金は下落。外為市場でのドル高ユーロ安をを眺めた売りや、本日発表された米企業決算が良好であったことを手掛かりにNY株式市場が上伸したことを受け、投資家がリスク選好姿勢を強めた。中国経済の成長鈍化観測を背景に、同国の金現物需要が低迷するとの思惑で軟調に推移し、1400ドルを維持したことで一時買い戻される場面も見られたが、終盤にかけ利食い売りに押され下落して引けた。一方、プラチナも下落。NY株式市場の上昇に伴い買われる場面も見られたが、本日発表された中国・ユーロ圏・米国の製造業関連統計が総じて低調となったことで、世界経済の先行き不透明感が強まった。これを受け工業用需要が減少するとの見方が浮上し軟調に推移して引けた。
金(ゴールド)価格:上昇、プラチナ価格:上昇【海外市況(4月22日)】
■海外貴金属市況コメント■
4月22日、週明けNY貴金属市場の金は上昇。前週に引き続き、アジア勢を中心にした実需筋の買いやテクニカル要因からの買で上昇。一時1トロイオンス=1438.80ドルまで上昇、1週間ぶりの高値圏に浮上した。ただその後は、ファンド筋の利益確定の売り物に押される格好で上げ幅を縮小した。イタリアのナポリターノ大統領が再任されたことで、同国の政局混迷打開への期待が高まった。これを受け、欧州債券市場でイタリア国債利回りが低下(価格は上昇)したことも上げ幅を抑えた。プラチナも上昇。NY株式市場の上昇や金の上伸に連れる格好で買われた。しかし終盤にかけ、米国経済の先行き不透明感から工業用需要が伸び悩むとの見方もあり、上値は抑えられた。
金(ゴールド)価格:上昇、プラチナ価格:安【海外市況(4月19日)】
■海外貴金属市況コメント■
4月19日、週末NY貴金属市場の金は小幅高。朝方は先週末からの急落を受けたテクニカル買いや、アジア勢を中心にした実需筋の買いを背景に1400ドルの節目を上抜くと、ストップロスの買いを巻き込み、一時は30ドル超の上伸となる場面も見られた。しかし、買い一巡後は利食い売りや週末を控えたポジション調整に売られ、上げ幅を縮小し小幅高で引けた。市場関係者の間では、安値によるアジアを中心にした現物買いが旺盛だが、一方で中央銀行の金売却やインフレ圧力緩和見通しを背景に、貴金属相場への投資を縮小しつつある投資家との間で綱引きが続いているため、来週も1400ドルを挟んだ推移が予想されている。一方、プラチナは小幅安。世界的な景気減速に伴う需要減退観測を受け続落。ただ、前日に続き1400ドル付近では鉱山コストと比べて割安との見方で買われ下げ渋る展開となった。
金(ゴールド)価格:上昇、プラチナ価格:安【海外市況(4月18日)】
■海外貴金属市況コメント■
4月18日、NY貴金属市場の金は上昇。外為市場でのユーロ高ドル安を眺めた買いや、引き続き前週末からの急落を受けた割安感から実需買いで上昇。一時は1400ドルの節目を回復する場面も見られたが、その後はユーロ・ドルがドル高に切り返したことで上げ幅を縮小して引けた。アジアでは値頃感からの金の需要が旺盛だが世界最大の金上場投資信託(ETF)SPDRゴールド・トラストの金保有高は3年ぶりの低水準となっているため、頭の重い展開が続いている。プラチナは小幅下落。NY株式市場の下落に連れ安となった。1400ドル手前では鉱山コストと比べて割安と判断される傾向が強く、値頃感からの買いが下支えとなり下げ渋る展開となった。
金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:安【海外市況(4月17日)】
■海外貴金属市況コメント■
4月17日、NY貴金属市場の金は下落。外為市場でのドル高ユーロ安を眺めた売りや、欧州中央銀行(ECB)による利下げ観測に加え、15日に140ドル超と約33年3ヶ月ぶりの下げ幅を記録した反発で、前日に続くテクニカル買いにより一時は1400ドルの節目を試す場面も見られたが、その後は同水準を回復できなかったことが嫌気されたほか、金ETF(上場投資信託)からの資金流出が続いているとされることも圧迫材料となった。ただ、米造幣局が本日発表した4月の金貨販売累計が最近の相場急落により急増しているうえ、アジアでも現物需要が増加傾向となっていることを背景に下げ渋る展開となった。プラチナは金に連れ安となったことに加え、NY株式市場の下落や欧州連合(EU)の自動車販売が18ヶ月連続で減少したことを受け下落して引けた。
金(ゴールド)価格:上昇、プラチナ価格:上昇【海外市況(4月17日)】
■海外貴金属市況コメント■
4月16日、NY貴金属市場の金は上昇。前日に2011年2月以来約2年2ヶ月ぶりの安値を付けたうえ、1日の下げ幅としては1980年1月22日(143.50ドル)以来約33年3ヶ月ぶりの大きさ、史上2番目の落ち込みを記録したことで、取引序盤からテクニカル買いが先行し、一時は1400ドルの節目を回復する場面も見られた。しかし、その後は一段安への警戒感から上値は限定的となったことに加え、米先物取引所大手CMEグループが16日引けの建玉から貴金属四品の証拠金を引き上げると発表したことから、再び1400ドルを割り込むなど、上げ幅を縮小して引けた。一方、プラチナも上昇。金や米株価の上昇に連れる格好で反発。銀も金や非鉄相場に連れ高となった。
金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:安【海外市況(4月15日)】
■海外貴金属市況コメント■
4月15日、週明け週末NY貴金属市場の金は大幅続落。キプロスによる前週の金準備売却計画をきっかけに、債務問題を抱える他のユーロ圏諸国にも金売却が広がるとの思惑が浮上していることに加え、中国国内総生産(GDP)成長率が予想に反して鈍化したことを背景に、同国の景気回復が遅れ金の需要が落ち込むとの懸念が強まった。2011年3月以来の1400ドルの節目を割り込むと、ストップロスの売りを巻き込み、同年2月以来の安値を付けた。引き続き金上場投資信託(ETF)からの資金流出や、ゴールドマン・サックスの予想価格引き下げなども圧迫材料となったようだ。一方、プラチナも金の暴落に連れ安となったうえ、中国GDPが前期や事前予想を下回ったことで、同国からの需要減退観測が強まり、昨年8月以来の安値を付ける大幅続落。銀も金に連れ安となり、2010年10月以来の安値を付ける大幅続落となった。
金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:安【海外市況(4月12日)】
■海外貴金属市況コメント■
4月12日、週末NY貴金属市場の金は下落。キプロスの金売却計画などの報を手掛かりにテクニカルな売りが膨らんだ。一時1500ドルの大台を割り込み1491.40ドルまで売られ、2011年7月以来約1年9ヶ月ぶりの安値を付けた。今週に入りゴールドマンサックスが今年と来年の金価格予想を大きく引き下げたことも投資家やファンド筋の売りを誘った。終盤にかけては安値拾いの買いも見られ1500ドル台は回復したが前日比大幅安で引けた。プラチナも大幅下落。金の下落に追随したことや、3月の米小売り売上高など米経済指標が総じて低調だった内容から米景気に不透明感が強まったことも下げ要因につながった。
金(ゴールド)価格:上昇、プラチナ価格上昇【海外市況(4月11日)】
■海外貴金属市況コメント■
4月11日、NY貴金属市場の金は上昇。朝方は外為市場でのユーロ高ドル安を眺めての買いや前日大幅下落となった反動から、安値を買う動きで上昇。しかし、終盤にかけNY原油の下落に圧迫されたほか、キプロスの金準備売却案が引き続き弱材料視された面もあり、上値は抑制された。市場では、前日のFOMC議事録に対するインパクトが大きく、本日発表された米週間失業保険申請件数が改善を示す内容だったこともあり、量的緩和早期終了に対する懸念が根強いため、上げ幅も限定的となった。プラチナも上昇。新しい独自材料が見当たらない中、金の上昇に連れ高となる格好。またNYダウ平均が3営業日連続で史上最高値更新を記録したことも相場を支援した。
金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:安【海外市況(4月10日)】
■海外貴金属市況コメント■
4月10日、NY貴金属市場の金は下落。米連邦準備制度理事会(FRB)が本日公表した3月19~20日の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録で、FOMC参加者の一部が資産買い入れのペースを徐々に落とし年内に終了すると予想したほか、別の参加者も量的緩和プログラムを年末までに停止するとの見通しを示したことが明らかとなった。これを受け、FRBによる量的金融緩和の継続観測が後退し金相場を圧迫した。また、米金融大手ゴールドマン・サックスが今年の金価格見通しを従来の1610ドルから1545ドルに下方修正したことや、キプロスがユーロ圏から金融支援を受ける条件として求められている自主財源調達策の一環として、4億ユーロ相当の金準備を売却することを決めたとの一部報道も売りを誘った。一方、プラチナは下落。NYダウ平均が連日の年初来高値更新に上昇する場面もあったが、全般的には金の大幅安に追随したほか、米金融緩和継続観測が後退したことも相場を圧迫した。
金(ゴールド)価格:上昇、プラチナ価格:上昇【海外市況(4月9日)】
■海外貴金属市況コメント■
4月9日、NY貴金属市場の金は上昇。外為市場でのユーロ高ドル安を眺めた買いにより上昇。バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長が前日、アトランタ連銀での講演で「米国の経済は望ましい状況から程遠い」との見解を示したことを受けてFRBが当面は金融緩和策を維持するとの見方が強まったことや、中国の3月消費者物価指数の鈍化を受けて同国が金融引き締めに踏み切り金需要が落ち込むとの懸念が後退したことも相場の上昇につながった。プラチナも上昇、米株式市場の上昇や金の上昇に連れ高となった。
金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:上昇【海外市況(4月8日)】
■海外貴金属市況コメント■
4月8日、週明けNY貴金属市場の金は小幅安。先週末は米雇用統計の弱い内容を受けてリスク回避の金買いが殺到し大幅上昇したが、その反動による利食い売りで小幅下落して引けた。米著名投資家ジョージ・ソロス氏が、今後も中央銀行による金の買い付けが相場を下支えるとしながらも、安全な資金逃避先としての金の地位は損なわれたとの認識を示したとを一部で報じられたことも金相場を圧迫した。ただ、雇用統計の悪化により米当局による金融緩和が継続するとの見方が根強いことに支えられている面もあり、下げ幅は限定的だった。一方、プラチナは小動きで小幅上昇して引けた。NY外為市場で円安が加速。2009年5月以来、約3年ぶりに99円台をつけた。
金(ゴールド)価格:上昇、プラチナ価格:上昇【海外市況(4月5日)】
■海外貴金属市況コメント■
4月5日、週末NY貴金属市場は上昇。米経済指標の発表を受け安全資産としての金が見直された。本日発表された米雇用統計で、非農業部門就業者数が8.8万人の増加にとどまり、前月改定値(26.8万人)から大きく縮小した(市場予想:20万人増)。これを受け、米経済の先行きに不透明感が広がったため、投資家のリスク回避姿勢を強まり金は買われ大幅上昇し、一時1トロイオンス=1580ドルに乗せた。プラチナも上昇。金の上昇に連動する形で買われた。しかし、終盤にかけ米景気の先行きに対する懸念から需要減退観測が浮上すると上値は抑えられた。
金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:安【海外市況(4月4日)】
■海外貴金属市況コメント■
4月4日、NY貴金属市場の金は小幅安。これといった材料のないなか、外為市場でのドル高ユーロ安を眺めての売りに圧迫された。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁がユーロ圏経済について慎重な見方を示したことで、ユーロ安ドル高が進行し、金は一時1530ドル台後半まで水準を下げた。その後はドラギ総裁が早期の利下げを示唆しなかったことで、為替相場がドル安方向に切り返すと、金も買い戻され下げ幅を縮小して引けた。一方、プラチナは続落。ユーロ圏経済の低迷観測や米雇用関連統計の低調を受けて、工業用需要の減退観測が強まり、ファンド筋の売り物が先行した。また、NY外為市場でドルが対円で96円半まで上昇した。
金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:安【海外市況(4月3日)】
■海外貴金属市況コメント■
4月3日、NY貴金属市場の金は下落。米株式市場や商品全般の軟調に、金も売りに押され下落して引けた。その後、米民間雇用サービス会社オートマティック・データー・プロセッシング(ADP)が発表した全米雇用報告や米ISM製造業総合指数が低調であった事を手掛かりに上昇する場面も見られたが、買い一巡後は再び地合いを緩めた。一時1549.70ドルまで売られ、約9ヶ月ぶりの安値を付けた。プラチナも大幅下落。低調な米経済統計を受けて、工業用需要の低迷観測が台頭。ファンド筋の売り物が先行し約3ヶ月ぶりの安値を付けた。
金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:安【海外市況(4月2日)】
■海外貴金属市況コメント■
4月2日、NY貴金属市場の金は下落。外為市場でのドル高ユーロ安や米株式市場の上昇を眺めての売りに下落して引けた。キプロス政府が欧州連合(EU)、欧州中央銀行(ECB)、国際通貨基金(IMF)の3機関(トロイカ)と支援条件で合意し5月に初回支援が決定したことで、同国の金融不安がユーロ圏に拡大するとの懸念が後退したことも投資家の売りを誘った。プラチナも大幅下落。キプロス支援が合意されたものの、ユーロ圏失業率が過去最悪の高水準(全体で12%)となったほか、ユーロ圏製造業PMIが前月を下回ったため、工業用需要の低迷観測が懸念材料に売りが膨らんだ。
金(ゴールド)価格:上昇、プラチナ価格:上昇【海外市況(4月1日)】
■海外貴金属市況コメント■
4月1日、週明けNY貴金属市場の金は上昇。イースターでロンドン市場が休場のため薄商いとなるなか金は小幅上昇して引けた。本日発表された3月の米ISM(供給管理協会)の製造業景況指数が低調であったため、外為市場でユーロ高ドル安が進行。これを受けて金が買われ1600ドル台を回復して引けた。市場では「ISM指数の低調は歳出削減の影響が出始めたとの見方もあり、米景気の先行き不透明感が強まれば、金相場の押し上げ要因となる」との指摘が聞かれた。プラチナも大幅上昇。中国国家統計局が発表した3月の製造業PMIが11ヶ月ぶりの高水準を記録したことで、工業用需要が増加するとの思惑から買われた他、南アフリカの鉱山の再編に絡む思惑も支援材料となった。