金(ゴールド)価格:上昇、プラチナ価格【海外市況(4月30日)】

■海外貴金属市況コメント■ 4月30日、NY貴金属市場の金は小幅高。外為市場でのユーロ高ドル安を眺めた買いに上昇。最近の低調な米経済指標を受けて米国の金融緩和が継続するとの観測が広がっていることなどから、ドルがユーロなどの対主要通貨で軟化。NY原油の下落も金相場の頭を押さえたほか、本日から開催されている米連邦公開市場委員会(FOMC)や、5月2日の欧州中央銀行(ECB)定例理事会での政策決定を前に積極的な商いが控えられたためか、値動きは小幅なものに留まった。一方、プラチナは南アフリカのプラチナ生産大手アングロ・アメリカン・プラチナム(アムプラッツ)の人員削減などの事業再編をめぐる供給逼迫懸念にも支えられた一方で、最近の上昇トレンドに対する反動から利益確定の売り物が先行した面もあり、売り買いが交錯して不安定な値動きとなった。
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