金(ゴールド)価格:上昇、プラチナ価格:上昇 【海外市況(8月16日)】

■海外貴金属市況コメント■ 8月16日、NY貴金属市場の金は上昇。本日発表されたユーロ圏の域内総生産(GDP)が市場予想を下回る内容であったほか、国別ではドイツ・フランスの景気鈍化が示された事で、ギリシャなど債務問題を抱える国の財政再建に悪影響を与えるとの懸念が広がり、時間外取引で1780ドル台まで値を伸ばす展開。その後、米経済統計が総じて良好であったため、取引開始後は上げ幅を縮小する場面がみられたが、欧米の景気先行き不透明感は根強い事から、金は再び地合いを引き締めた。本日開催された独仏首脳会談後に声明が発表されたものの、ユーロ圏の債務懸念を払拭するには至らず、金は上昇して引けた。一方、プラチナは取引序盤はNY株式市場の下落を嫌気し上値は抑えられたが、他の貴金属の上昇に連れる形で上昇して引けた。
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