金(ゴールド)価格:上昇、プラチナ価格:上昇 【海外市況(8月10日)】

■海外貴金属市況コメント■ 8月10日、NY貴金属市場の金は上昇。前日の連邦公開市場委員会(FOMC)声明発表で示された米国の超低金利政策の継続や、根強い米欧の経済成長および債務への懸念などを背景に金は上昇。本日も史上最高値を更新し、一時は1800ドル台に達する事となった。欧州最大の債務額を抱えるフランスの格下げ観測が市場を巡り、大手格付け会社も含めて多くの関係者が否定したものの市場の先行き不安は晴れず、安全資産としての金に買いが集まった。銀は大幅高。前日の下落に対する買い戻しや、米国の超低金利政策継続、さらには金の急騰に影響されて大きく上昇する形となった。プラチナも上昇。米国の超低金利政策継続に支援されつつも株価の下落が圧迫要因となってもみ合う展開が続いたが、取引後半からは金に連れる形で次第に買われ上昇して引けた。
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