金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:安 【海外市況(3月16日)】

■海外貴金属市況コメント■
3月16日、週末NY貴金属市場の金は下落。朝方は世界最大の金輸入国であるインドの輸入関税の引き上げを受けて同国の需要減退観測が広がったことから利益確定の売りが先行し、約20ドル下落する展開が続いた。しかし、終盤にかけ外為市場でのドル安ユーロ高を眺めた買いや、NY原油の上伸など国際商品価格の高騰にインフレヘッジとして金の魅力が高まったため買い戻され下げ幅を縮小して引けた。一方、プラチナも軟調となった米経済指標を眺めて投資家のリスク回避志向の高まる中、金の急落に追随して地合いを緩めた。ただ売りが一巡すると、金の反発に加え、NY原油先物相場の上昇といった強気な外部環境を囃して値を戻し、下げ幅を縮小して引けた。

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