金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格 【海外市況(11月10日)】

■海外貴金属市況コメント■
11月10日、NY貴金属市場の金は下落。イタリアとギリシャの債務危機問題の不透明感や仏と独の10年債利回り格差がユーロ導入来最大になったことを背景に外為市場でユーロが対ドルで下落、これを受け売り物が膨らみ、一時11月3日以来となる1トロイオンス=1730ドル台後半を付けるなど、大きく値を崩した。また、テクニカル面の悪化も売りを誘った。ただ売り物が一巡すると、急激な下落に対する反動や対ユーロでのドル高が一服したことに加え、ギリシャの次期首相の決定、イタリアも暫定政権が樹立されるとの見方から両国の政局不安が後退し、下げ幅を縮小する展開になった。

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