金(ゴールド)価格:上昇、プラチナ価格:上昇 【海外市況(11月8日)】

■海外貴金属市況コメント■
11月8日、NY貴金属市場の金は上昇。朝方はイタリアの2010年度会計関連法案可決やギリシャの政局不安が一段落したことから、軟調に推移した。しかしその後売り物が一巡すると、イタリアでは野党議員の棄権でベルルスコーニ内閣は過半数割れとなったうえ、政権ナンバー2で連立与党「北部同盟」のボッシ党首がベルルスコーニ首相の辞任を要求、また野党も不信任動議を提出する意向を示し引き続き同国の政局不透明感が浮上。これを背景に、リスク回避姿勢の強まり再び安全資産としての金が買われ、終盤にかけ上昇して引けた。一方プラチナは欧米の株式市場の上昇などを背景に堅調に推移して引けた。

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