金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:安 【海外市況(5月23日)】

■海外貴金属市況コメント■ 5月23 日、NY貴金属市場の金はギリシャの前首相がユーロ離脱の可能性を示唆したことに加え、本日発表された米住宅関連の経済統計が良好だったことでユーロ・ドル相場が大きくドル高に振れた。これを受けて金は売られた。また、一時NYダウが大幅安になったことで投資家心理が冷え込んだことも売りを誘う要因になった。しかし終盤にかけNYダウが買い戻されると、金も下落に対する反動から買い戻しが入り下げ幅を縮小する展開になったが上昇には至らなかった。その他の貴金属も、金相場同様に対ユーロでのドル高や株式市場の下落を背景に売り物が膨らみ、大幅安となった。市場からは「前日に南アの白金生産会社のインパラ・プラチナム(インプラッツ)が声明でルステンブルク鉱山について、労組間の衝突で日量3000オンスの減産になるとの見通しを示したものの、プラチナ相場への影響は限定的となった。
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