金(ゴールド)価格:上昇、プラチナ価格:上昇【海外市況(1月15日)】

■海外貴金属市況コメント■1月15日、NY貴金属市場の金は上昇。米国の量的緩和が継続するとの観測を背景に買われた。米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長が「量的緩和(QE)は長期金利を引き下げる事に成功した」とした上で、「FRBは引き続き有効性の評価を続ける」と述べたことにより、市場では「量的緩和の継続を示唆した」と受け止められた。一方、プラチナは大幅続伸。世界最大のプラチナ生産会社アングロ・アメリカン・プラチナム(アムプラッツ)が、南アフリカの主力鉱山であるルステンブルク鉱山で、高コストの鉱区4か所を長期メンテナンス期間入りさせ、操業を3か所の鉱区に縮小すると発表。ユニオン鉱山も売却の方針を示した。年間40万オンス(12.44トン)の減産となり、目標生産高は210万~230万オンス(65.31トン~71.53トン)に縮小された。これを受け、需給ひっ迫観測が台頭し、ファンド筋の買いが膨らんだ。
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