金(ゴールド)価格:安、プラチナ価格:安 【海外市況(11月2日)】

■海外貴金属市況コメント■ 11月2日、週末NY貴金属市場の金は下落。本日発表された10月の米雇用統計で非農業部門就業者数が17万1000人増となり市場予想(12万5000人増)を大幅に上回った事を受け、米経済の先行きに楽観的な見方が台頭し、外為市場でドル高ユーロ安が進行。これを受けてファンド筋の売りが膨らんだ。下値抵抗線の1700ドルを割り込んだ事でテクニカル売りを誘う格好となり8月31日以来、約2ヶ月ぶりの安値を付けた。雇用統計が市場予想を上回ったことで、2015年まで継続とされている米国の事実上のゼロ金利政策や、量的金融緩和第3弾(QE3)の早期解除への思惑も売り物を誘った。一方、銀やプラチナも急落。金の下落に追随する形で売られた。プラチナは大幅下落したが終盤にかけ南アフリカ情勢の先行きに不透明感が残ることから買い拾う向きもみられた。
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