金(ゴールド)価格:上昇、プラチナ価格:上昇 【海外市況(9月13日)】

■海外貴金属市況コメント■
9月13日、NY貴金属市場の金は上昇。米連邦準備制度理事会(FRB)による量的緩和第3弾(QE3)の決定を受けて急上昇、終値1772.10ドルは2月29日以来約6ヶ月ぶりの高水準となった。声明では事実上のゼロ金利政策の2015年半ばまでの継続と、住宅ローン担保証券(MBS)を月額400億ドル(約3兆1000億円)追加購入する「量的金融緩和第3弾(QE3)」を14日から実施することが発表された。これを受けドルの先安観が強まったほか、投機資金の金市場への流入期待からファンド筋の買い物が膨らんだ。FOMC声明で「必要に応じて他の政策手段を行使する」として、一段の追加緩和を実施する可能性に言及したことも相場の押し上げ要因となった。銀も急伸。プラチナも大幅高。前日に報じられた南アフリカでの鉱山ストライキを背景とした供給不安に加え、米国の追加金融緩和実施を受けて工業用需要の増加期待や、投機資金の流入観測からファンド筋の買い物が先行し大幅上昇して引けた。

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