金(ゴールド)価格:上昇、プラチナ価格:上昇 【海外市況(9月11日)】

■海外貴金属市況コメント■ 9月11日、NY貴金属市場の金は上昇。米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスが米国債の格付けを引き下げる可能性があるとの見解を示した事や、ギリシャ首相が欧州中央銀行(ECB)に対し、同国の経済改革計画を軌道に戻すとの約束を確認したと報じられたほか、ドイツ連邦憲法裁判所が12日に欧州安定メカニズム(ESM)や新財政協定に合憲判断を下すとの期待感から外為市場でユーロ高ドル安が進行。これを眺めて金に買いが集まり、一時1トロイオンス=1740ドル台を付けた。ただ明日からの米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を待ちたいとの思惑もあり、取引終盤には上げ幅を縮小して引けた。プラチナも上昇。NY株式市場の上昇も支援要因となり買い物が先行する展開。ただ最近の上昇に対する警戒感やFOMC待ちとの思惑から上げ幅は限定的となった。
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