金(ゴールド)価格:上昇、プラチナ価格:上昇 【海外市況(4月20日)】

■海外貴金属市況コメント■ 4月20日、週末NY貴金属市場の金は上昇。ドイツのIFO景況感指数が予想を上回る内容であった事や、欧州財政危機の拡大を阻止するために国際通貨基金(IMF)が目指す4000億ドル以上の資金強化が、20ヶ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で合意されるとの見通し(貴金属取引終了後に4300億ドル以上の増強で合意)から、外為市場でユーロが対ドルで上昇。これを受けて金に買いが先行する展開となった。ただ、決め手材料に乏しく、取引中盤以降は週末要因から利益確定の売り物が散見され上げ幅を削り、小幅高で引けた。一方、プラチナは堅調。独自の手掛かり材料に欠けるなか、ドル安やNY株式市場や原油市場の堅調地合いを好感した買いに上昇して引けた。市場では「このところの米経済統計が総じて低調であったため、米連邦準備制度理事会(FRB)の政策を見極める上で、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)が注目される」との声が聞かれていた。
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